高止まりが続く令和の米騒動。打開に向けて、石破政権は短期間で結果を出すことができるのか
5月23日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、令和の米騒動と石破政権の今後の課題について、ジャーナリスト・鈴木哲夫氏に話を伺った。
高止まりが続く令和の米騒動。混迷の打開に向けて小泉進次郎農水大臣が起用された。
6月の東京都議選、夏の参院選の行方に直結するだけに与党からは局面の打開に期待する声が出ているが、石破総理や小泉大臣は短い期間で結果を果たして出すことができるのか。
長野智子「石破総理の頭の中を一番よく知るジャーナリスト、哲夫さんですが」
鈴木哲夫「いやいやいやいやいや……(笑)」
長野「ここ一年、(石破政権を)どうご覧になっていますか?」
鈴木「石破さんや小泉さんが(令和の米騒動打開に向けて)結果を出せるかどうかっていう話ですけど、結果を出せなきゃ終わりですよ。僕はこれが最後の起死回生の一手だと思いますね。石破政権の最大の山場だと言ってもいいですね。選挙にも直結するし」
長野「どうなんでしょう、どこが合格ラインですか?米の値段を下げるっていうことですか?」
鈴木「石破さんの頭の中もきっとそうだと思うけど、僕は二つあると思っていて。一つはまさにいま目の前のことを解決する。それは何かっていうと、お米の流通量が少ない、値段が高い、これをなんとか解決するっていう。今日でもやらなきゃいけない話ですよね。それともう一つは、もうちょっと長いスパンで農業改革ですよ。お米政策改革と言ってもいいんだけど。この2つがあると思うんですよね。まず目の前のことをやらなきゃいけないので、これに一番効果的なのは、やっぱり今までの流通ルートをポーンとすっ飛ばして、変な話だけど『備蓄米ですよ〜』って言って備蓄米の倉庫を開けて、そこにみんなが並んで買っていくぐらいのね、そういうことをすれば早く届く。そして、いろんな所を通らないから安く済むでしょ?」
長野「もう『値段決める』って言ってますからね、政府が」
鈴木「だから逆に言うと『その値段でもなんとか商売して儲けられるよね』っていうところが、そこに参入してくればいいわけで」
長野「そうですね」