龍さん(REAL AKIBA BOYZ)は「好き」を極める日本一のオタクダンサー【船橋市】
今年1月に行われた世界最大A‐POP(※)ダンスバトル全国大会「あきばっか〜のvol.32」で優勝した龍さんが、3月に出身地である船橋市の市役所を訪れ、これまでの実績や今後の活動について報告を行いました。
※A‐POP…アニメソングやボーカロイド楽曲、ゲームソング、Vチューバー楽曲など
アニソンのダンスバトルで連覇
「あきばっか〜の」はDJの選曲に対して即興で踊り合うダンスバトル。
曲がすべてアニメソングなどのA‐POPに限定されることが特徴で、アニメのキャラクターや世界観についての深い理解や表現力が求められます。
龍さんはペアを組む勇太さんと共に優勝を飾り、大会史上初となる同ペアでの2連覇を達成しました。
またソロでもストリートをはじめとした数々のダンス大会で好成績を残し、いま国内屈指の若手ダンサーとして大きな注目を集めています。
夏にワンマンライブを開催
アニメとダンスをこよなく愛する龍さんは、高校1年生の時にアニソンダンスパフォーマーチームREAL AKIBA BOYZ(リアルアキバボーイズ)に最年少メンバーとして加入、昨年10月にはチーム目標として掲げていた日本武道館での単独ライブを成功させました。
個人では今年7月に都内で初のダンスワンマンライブを開催予定で、その活躍はとどまるところを知りません。
龍さんはこの春高校を卒業し、今後は大学に通いながら活動を続けます。
「地元で活動を報告できることが一番うれしい。これからもアニメのオタク文化とダンスをつないで世界に発信していきますと」話す龍さんを、松戸市長は「ダンスをはじめとする文化は、言葉が通じなくても人と人の心がつながる大きなツール。今後も頑張ってほしいと」激励しました。
龍さんに聞きました
―ダンスを始めた年齢ときっかけは?
2歳の時、テーマパークのショーに影響を受けてステージ前で踊ったことがきっかけです。その後3歳でダンスを習い始め、小学1年の時にストリートダンスに出合いました。
―ダンサーとして影響を受けた人はいますか?
舞台関係の監督や脚本に携わっていた祖母の存在が大きいです。幅の広い表現や、パフォーマーとして大切なことは祖母から学びました。
―アニメソングなどA‐POPで踊るダンスの特徴は何ですか?
A‐POPは曲のテンポや展開が速いので、ストリートダンスより踊りにくい部分があります。アニメの要素を取り入れることも求められるため、バトルではより高い即興性が必要になります。
―船橋市内で思い入れのある場所などはありますか?
ダンスを習っていた頃は武道センターで練習していました。あと、船橋市民文化ホールで踊ったこともあります。
―今後の目標をお聞かせください
どんな楽曲でも表現できるということを示したいです。ダンサーは海外に目が行きがちですが、日本をレペゼン(代表)して、J‐POPやアニソンをダンスでどんどん世界に発信していきたいと思っています。