パリ五輪マラソン観戦記 走れたことだけで勝利 大迫猛
男子マラソンに出場した息子である傑の応援にパリに行って参りました。エッフェル塔がのぞめる場所に家族で宿泊し、大会前に会った傑は元気そうな様子でした。
レース当日は8キロ地点と38キロぐらいのところで応援し、少し苦しそうな顔でもがんばっている姿に感動。ゴール後に会った際は痛そうなところもない様子でほっとしました。
結果については、オリンピックに出るまでの戦いが非常に熾烈を極めるものであると想像していますので、パリで走れたことだけで勝利だと思っています。これまで、五輪に向けた期間だけではなく、中学の全国大会を始め、学生、実業団の各駅伝やマラソンに挑み、心と体力の両面においてトップの競争力を培い続けた努力は、父親として、「よくがんばった!」と誇りに思っています。直接聞いたのではありませんが、レース後のインタビューで傑から、「次のロサンゼルスオリンピックに向けて」の言葉もあったと聞いています。まだまだがんばっている姿を見られるのは、とても幸せなことだなと思っています。