旭川ラーメンの特徴と一線を画す個性的なラーメン3杯
まよさわ
東光1条2丁目にある「まよさわ」は、旭川で唯一(たぶん)京都風のラーメンが食べられるお店です。
「特一番 東光店」が閉店した跡に、平成29(2017)年オープンしました。
お品書きの最初に書かれているのは、「ラーメン まずはコレ!京都ラーメン」の文字。
京都ラーメンってどんなラーメンなのかネットで調べてみると、次のような3つの系統があるようで、定義が難しい。
・トンコツ、豚肉の出汁を用いた濃厚な醤油ラーメン
・鶏ガラ主体のスープに背脂を浮かせたラーメン
・鶏白湯ラーメン
まずはコレ!と書かれた「ラーメン」を注文すると、スープに背脂が浮いていたので、上の系統でいうと「鶏ガラ主体のスープに背脂を浮かせたラーメン」ということのようです。
筆者は、あっさりとしたラーメンが好きなので、背脂ラーメンを食べることはあまりありませんが、「まよさわ」のラーメンはおいしいと感じました。鶏ガラスープと背脂の相性が良いんでしょうね。
なお、「まよさわ」には、名古屋のご当地グルメである「台湾ラーメン」や「台湾まぜそば」もあります。
店名:まよさわ
住所:旭川市東光1条2丁目5-15
電話:0166-56-2915
営業時間:11:00~15:00 17:30~20:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
中華そば 富いち
新富2条1丁目にある「中華そば 富いち」が創業したのは、「まよさわ」がオープンした2年後の平成31(2019)年。
この建物は、以前「旭川ラーメン こぐまグループ新富店」が営業していた場所です。
「中華そば 富いち」は、店名の通り鶏ガラと煮干しがベースのスープを使った中華そばのお店。
基本は醤油味の中華そばですが、お品書きには味噌や塩、辛味噌、まぜそばなどのメニューもあります。
その中で気になった「富いちの旭川醤油」を注文してみました。
「富いちの旭川醤油」のスープには、トンコツが加えられているそうです。旭川ラーメンの特徴と言えばトンコツと魚介系のダブルスープですからね。
鶏ガラと煮干しの風味に、トンコツの旨味が加わり深い旨み。旭川ラーメンを食べて育った筆者には、やはりトンコツが入ったほうがラーメンという感じがします。
店名:中華そば 富いち
住所:旭川市新富2条1丁目14-15
電話:0166-76-6114
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
らーめんよつ葉
豊岡12条6丁目にある「らーめん よつ葉」が創業したのは、「まよさわ」や「中華そば 富いち」より前の平成27(2015)年です。
旭川ラーメンの特徴とは、全く異なる非旭川ラーメンで勝負したお店の先駆けですね。
オープンして間もない頃には、ラーメンに関しては保守的な旭川市民が受け入れるのかと、勝手に心配していましたが、今ではすっかりファンの胃袋を掴んでいます。
「らーめんよつ葉」は、煮干しらーめん専門店。
以前、灰緑色のスープが特徴的な「濃厚煮干ししょうゆ」を頂きましたが、かなりしっかりと煮干しの風味。
今回は、濃厚ではなく「煮干し白しょうゆ」を注文しました。
「煮干し白しょうゆ」は、透明感のあるスープに流れるようなストレート麺、桜色した低温調理のチャーシューと、美しい盛り付けが印象的。
数種類の煮干しを使ったスープは、煮干しのエグミがなく優しい旨みと香りが口の中に広がります。これなら煮干しラーメンが初めての方もおいしく食べられるんじゃないですかね。
店名:らーめんよつ葉
住所:旭川市豊岡12条6丁目7-17
電話:0166-35-4313
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり