今だけの味!オープンと同時にほぼすべてのお客さんが手に取る…あの「赤福」が新発売『赤福 生羊羹(ようかん)』
5月30日に開幕し、連日大盛況の「第28回全国菓子大博覧会 あさひかわ菓子博2025」。
中でも人気となっているコーナーが、「全国スイーツマーケット」です。
北海道ではなかなか買えない全国の菓子およそ1000点が並び、訪れたお客さんは気が付くと買い物かごをいっぱいにしています。
そんな菓子好きのお客さんたちがこぞって狙っているお菓子をご紹介します。
連載「ごほうび糖分」
スイーツマーケットに入ると真正面に位置する、伊勢名物 赤福のブースです。
しかし、お客さんが狙っているのは定番の「赤福餅」ではなく、生羊羹なんです。この生羊羹、実はこのあさひかわ菓子博のため開発された一品です。
赤福餅は小豆、もち米ともに北海道産のものを使用していて北海道に非常に関係深い菓子なんです。ただ生もののため、持ち帰りで食べられる時間が限られてしまいます。
そうした中で、赤福が大切にしてきた「あん」の風味をより深く味わってもらえるようにと、あさひかわ菓子博に合わせて、柔らかくみずみずしい口当たりの生羊羹が開発されたそうです。
私は以前から赤福と北海道のストーリーを取材したいと思っていました。菓子博の取材準備をしているときに、「どんな全国のお菓子が販売されるのだろう」と必死に調べていたのですが、赤福が新商品を出すというプレスリリースを見て、驚いたと同時にとても嬉しく、すぐ電話をしました。
なんとか購入し、いただきました。幼いころから食べてきた赤福の味がそのまま羊羹になった感じ。もうレギュラー商品にしてください、という味です。
生羊羹は、あん・白あんの2種類が詰め合わされています。
白あんは少し豆みを感じる味で、こちらもとてもおいしく、大人気になってしまうのは納得の味です。
イベント開幕前から話題でしたが、開幕後はさらに話題を呼び、スイーツマーケットには毎日オープン前から生羊羹を買おうと多くのお客さんが並んでいます。
連日オープンと同時にほぼすべてのお客さんが手に取る状況で、即完売という状態が続いています。3日からは1人1個限りの購入制限で、菓子博最終日まで販売されるということです。
あまりの売れ行きに赤福も驚いているということですが、今のところ、この生羊羹の販売は今回のみ、という方針は変わらないそうです。
「あさひかわ菓子博2025」は、6月15日まで開催されています。
連載「ごほうび糖分」
取材・文:HBC旭川放送局
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の情報は取材時(2025年6月)の情報に基づきます