ベン・アフレック、バットスーツが大嫌いだった ─ 「着心地が最悪、着る人のことをまるで考えていない」
ベン・アフレック、バットマンを演じるのは好きだったがバットスーツは大嫌いだった──。
映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)から『ザ・フラッシュ』(2023)までバットマン/ブルース・ウェイン役を演じたアフレックは、米のインタビューにて「バットスーツは着心地が最悪なんです、とにかく熱いし、呼吸ができない。見た目重視で作られていて、着る人のことをまるで考えていない」と酷評した。
「汗をかき始めるとどうなるかといえば、もう水をかぶっているような状態になるんです。カウルをかぶっているから。スーツを着ていることもあるけれど、頭からすっぽりかぶるから、全部の熱を感じるんです。非常に訓練されたスタントマンやパルクール、アクションの専門家でさえ、45~50分もやっていると熱中症になってしまうんですよ。」
バットスーツの暑さこそが、「映画づくりを難しくしていた」とアフレックは言う。「とてもヒーローの気持ちにはなれませんよ。すぐに疲れるし、汗だくになって、顔を流れる汗を隠そうとする。“大丈夫、もう一回やりましょう”と言うけれど、黒目はぎょろぎょろしていてね……」。
『バットマンvsスーパーマン』について「まったく後悔はありません。ザック・スナイダーも、脚本家のクリス・テリオも大好き」と述べ、「歳を重ね、傷ついた男」としてのバットマン/ブルース・ウェイン像を気に入っているというアフレック。紆余曲折を経て実現した『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)についても、「ザックが自分のやりたいように作り直せる機会を得られて本当によかった」と語っている。
もっとも、そんなアフレックにとってもバットスーツは「一番楽しくない部分」だという。「もしかすると、クリスチャン(・ベール)やロブ(ロバート・パティンソン)のほうが、僕よりもずっとうまくやっているのかもしれませんね」。
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