「日本四大カニ」の一つ!濃厚な甘みと旨味が口いっぱいに広がる“幻”のカニ丼 西宮市
ららぽーと甲子園の東側、臨港線沿いの鳴尾町(西宮市)に10月6日にオープンした『北海ノ蔵』は、根室の漁師から直送される北海道食材を扱う販売店です。
お持ち帰りメニューに、“幻”と呼ばれる『花咲ガニ』を使った「カニ丼」の発売を開始したと聞いて取材に行ってきました。
北海道最東端に位置する根室は住民の8割以上が漁業に従事する『魚の町』。自然に囲まれた豊かな漁場に恵まれ、主な水産物にはサンマや紅鮭、真鱈、カレイ、ウニなどがあります。
北海道から2日に1回は届くという新鮮な魚は、根室の漁師が目利きしたその時期に一番美味しいものがダイレクトに送られてくるのだそう。
お店のショーケースにはホタテやいくらをはじめ、天然ブリ、ほかにも「キュウリウオ」「灯台ツブ」という貝など、珍しい名前の魚がずらりと並んでいます。
中でも目を引くのは鮮やかな赤色の「花咲ガニ」。根室周辺でしか漁獲されないので流通量が少なく、漁期は夏の数か月間のみ、漁獲制限もされているため“幻”のカニと呼ばれています。
また、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニと並び、「日本四大カニ」の一つと言われているそうです。
その花咲ガニを使用した「カニ丼」は、食べやすくむき身にしたカニが一面に敷き詰められ、その上に乗せられたいくらやホタテも根室で獲れたもの。お米は研究を重ねた結果『つや姫』を使うなど、全体のバランスにもこだわった豪華な内容となっています。
ひと口食べてみるとカニの味が濃く、甘みがあります。思ったより弾力のある肉質は、噛むほどに他のカニとは違う旨味が口の中に広がります。「まだ知らない美味しい食べものが世の中にたくさんあるんだなぁ」と、素直に感動!
これからの季節にはタラなどのお鍋にぴったりの魚が続々入荷予定。イチオシはクエやアンコウ、フグにも負けない味わいを持つ「カジカ」だそうで、これも関西では手に入りにくい貴重な魚。北海道では美味しすぎるあまり、別名『鍋壊し』と呼ばれるほどなのだとか。
料理しやすいように魚の下処理はもちろん、どんな味わいなのか、美味しい食べ方も説明してくれます。お店にはすでに近所の常連さんだけでなく、海鮮系居酒屋やすし屋など魚にこだわる人たちが買いに来るのだそう。
カニ丼は店頭に並んでいる日もありますが、予約した方が確実とのこと。身だけが食べたいという方は、むき身だけの販売がされている日もあるそうなので、事前に確認してみてくださいね。
店舗
北海ノ蔵
(西宮市鳴尾町4丁目14-20)
営業時間
10:30~17:30
定休日
水曜日
TEL
0798-98-2188