THE END MACHINE/ジ・エンド・マシーン
メンバー構成を平たく言えば、ドン・ドッケンの代わりにリンチ・モブのロバート・メイソンが歌うドッケン。泥臭いロック色とモダン風味への色気を見せるところは最近のジョージ・リンチ(g)らしく、“まんまドッケン”な度合いだったらスウィート&リンチの方が上だろう。とはいえ、やはりジェフ・ピルソン(b)のインプットがプラスに働いたのか、ファンが最も期待する’80s的なメロディアスHR/HMの香りがフックを作り出している。ジョージが久々に構築系ソロを重視しているところも聴きもので、何気ないフレーズの端々にも滲み出てくる異様な音使いが爽快。“ジョージらしさ”で言えば近年最高では?(ヤング・ギター編集部)
アーティスト名:THE END MACHINE/ジ・エンド・マシーン
アルバム名:THE END MACHINE/ジ・エンド・マシーン
CD | キングレコード | 2019年3月13日発売
(この記事はYOUNG GUITAR 2019年5月号に初掲載されたものです)