ゆで卵を水から作る!ベストのゆで時間は何分?【半熟・固ゆで】
ゆで卵のゆで時間まとめ
ゆで方 / 仕上がり / ゆで時間
水から / 半熟 / 沸騰してから8、9分
固ゆで / 沸騰して中火にしてから12分
とろとろ / 沸騰して中火にしてから6分
お湯から / 半熟 / 中火で7分
固ゆで / 中火で12分
とろとろ / 中火で6分
【水から】半熟卵は沸騰してから8、9分
サラダのトッピング、煮卵、朝食にも大活躍の半熟卵。とろりとあふれ出すような半熟もあれば、黄身が少し半透明な状態のものまで、好みはさまざまです。料理に合わせて上手にできると、おいしさも見た目も格段にアップします。ゆで加減の調整が一番むずかしい固さでもあるので、ぜひこの機会にマスターしましょう。
作り方
1. 卵を常温に戻しておく
卵はお好みの分量を用意してください。
水との温度差を少なくすることでゆで時間が短縮でき、ひび割れ防止になります。また、自分好みのゆで加減がどのくらいか分かるようになります。 もし時間がなく、冷蔵庫から出してすぐにゆで始めたいときには、10分くらい水につけて温度を上げるといいでしょう。2. 卵が2/3ほど隠れるくらいの水を鍋に注ぎ、菜箸で転がす
水の量は卵の表面を完全に覆うまで入れる必要はありません。卵の2/3が隠れる程度で十分です。黄身の位置を真ん中にしたいときには、水が沸騰するまで卵を転がしてあげてください。少しのひと手間できれいに仕上がります。
3. 沸騰したら中火で8〜9分加熱する
沸騰したら中火にして、8〜9分、タイマーでしっかり計りましょう。沸騰の目安は、気泡がぷくぷくと立ち始めた状態です。この目安に個人差があること、また、使う鍋や火力の調整によっても、できあがりに差が出ます。コツをつかむまでは、毎回同じ鍋で、微調整を繰り返してみてください。
半熟卵のできあがり。お好みの固さになっていない場合は、前後で調整してください。
【水から】固ゆで・とろとろ卵のゆで時間
固ゆでやとろとろ卵も沸騰の見極めが重要。やはり、使う鍋や火力の調整により、ゆで時間に多少の誤差が出るため微調整が必要です。
比較的失敗の少ないのが、固ゆで。ゆで時間の目安は、沸騰して中火にしてから約12分です。
とろとろはあっという間にできますが、白身に火が通ってないと、大変なことに。しっかり時間を計りましょう。ゆで時間の目安は、沸騰して中火にしてから6分間です。
カレーライスの上にトッピングしてみたり、味玉にしてみたり、子どもが喜ぶとろとろ卵。最後に殻を剥く時がちょっと、緊張しませんか?きれいにできないと、台無しになってしまいますよね。きれいに剥くコツは後ほどお伝えします。
お湯からゆでる方法
お湯からゆでるメリットは、細かいことを気にせず、ぐつぐつ沸騰した状態から始められること。デメリットは、ひび割れ、爆発が起こりやすいことです。これから紹介するポイントをしっかり確認しておきましょう。
作り方
1. 卵は常温にもどしておく
卵はお好みの量を用意してください。お湯と卵の温度差がありすぎると、ひびが入りやすくなります。あまりないことですが、ひどいときは爆発してしまうこともあるので、十分気を付けてください。
2. お玉などを使って卵をそっと入れる
沸騰したお湯にお玉でそっと入れます。勢いよく入れると熱湯が飛び火傷の原因になります。注意してください。
3. 中火でゆでる
一瞬沸騰が弱まりますが、気泡が再度立つまで待ち、再び沸騰したら中火にします。
4. 7分加熱する
半熟にしたい場合のゆで時間の目安は7分です。固ゆで卵は12分。とろとろ卵は6分です。水からゆでる場合と同様に、鍋や火の調節加減で若干の誤差が出ます。何度か微調整を重ねながら、ベストな加減を見つけてください。
ゆで時間の調整の仕方
自分好みの半熟具合を探すために、ゆで時間の微調整をおすすめします。前後1〜2分、ゆで時間を早めるか、延ばすかで調整してください。30秒単位でもかなり状態が変わりますよ。まさに時間との闘い!
実際、電気コンロを使うかガスコンロを使うかでも、仕上がりの状態が変わりました。もし時間を計ってもうまくいかなかった場合は上記のように調整すると、次は最高のゆで加減のゆで卵を作れるはずですよ。
白身を飛び出させないコツ
ゆでている途中にひびが入り白身が出るのが心配……という方は、ゆでる前に酢を大さじ1杯程度、加えておきましょう。酢がたんぱく質を固めてくれるので、白身が飛び出るのを防いでくれます。卵を常温に戻しておけばあまり心配はいりませんが、念のため入れておくと安心ですね。
殻を上手に剥くポイント
とろとろ卵や半熟卵は、特に緊張しますよね。ここで失敗して、作る予定だった料理を変更する羽目になることもしばしば。
ポイントは、ゆで上がったら真っ先に冷やすこと。時間が経つと火が通ってしまう上、剥きにくくなります。ここでも時間との闘いです。
ゆでる前にわずかなヒビを入れる
ここで裏技をご紹介!ゆでる前にヒビを入れておくと剥きやすくなります。「ええ!ひびを入れちゃって、大丈夫?」と思いますよね。大丈夫なんです。卵のお尻の部分には気室と呼ばれる空洞があり、そこに穴を開ければ中身が出ることなく食感がぷりぷりになるようです。やり方は、卵の丸い方をスプーンで軽く叩いてみてください。うまく気室に当たれば小さな穴が開きます。無理に開けなくても、ひびが入れば問題ありません。
氷水に取る際にわずかなヒビを入れる
また、ゆでたあと、氷水で急速に冷やしながら殻に軽くひびを入れると、白身が引き締まり、殻との間に隙間ができてつるっと剥けやすくなりますよ。さっそく、いろいろ組合せて試してみてください。きっとうまくいくはずです。
究極のベストゆで卵を完成させよう!
いかかでしたか?挑戦してみたくなりませんか?自分好みの究極の半熟卵を作りたい。黄身のバランスもバッチリなゆで卵を作りたい。いろんなコツを試して成功させてみたい。そんな気持ちになっていただけたらうれしいです。
明日からしばらく、ちょうどよいゆで卵を作るためにゆで卵を使った料理が続いてしまうかもしれませんね!これを機に、あなたもベストゆで卵を完成させましょう。
ライター:mari(アラサーOL甘党ライター)