PONY小学生硬式野球 日本代表で国際大会へ U-10で小田、田上選手
伊勢原市や厚木市、平塚市を拠点に活動する小学生の野球チームAFURISHONANPONYBASEBALLTEAM(小田丈勧(ともゆき)代表兼監督・45/以下ASB)の2選手が、6月にフィリピンで開催されるポニーリーグU─10(マスタングの部)の国際大会「アジア太平洋地域選手権大会」の日本代表チームに選ばれた。
PONYリーグはアメリカ発祥の野球リーグ。年齢別に階級が分かれるなど育成を主体に置いたプログラムを取り入れ、世界選手権も開催されている。
今回、日本代表に選ばれたのは同チームの小田一颯選手(伊勢原小4年)と田上桜一朗選手(平塚市立勝原小3年)の二人。U─10は小学校5年生が主力となるチーム編成だが、メンバー15人の中に選ばれた。
小田選手は昨年、全日本大会で2打数2安打の活躍を見せたほか、都内のチームとの合同練習に参加するなどの高い評価を得て代表入りした。
日本代表としての試合に小田選手は「海外選手との試合が楽しみ。ひとつでも多く勝ちたい。活躍する自信はある」と意気込む。田上選手は「世界大会では他の国の人とたくさん友だちになりたい。試合ではヒットを打ってみんなに喜んでもらいたい」とし、U─10チームのコーチとしてベンチ入りする小田監督は「選手の皆さんが国際大会で全力を尽くせるようサポートしたい」と語る。また、「国際大会を通じて他国との国際交流と文化に直接触れる機会。うちのチームにとっても非常に意義深い」と期待を寄せる。
小学生では県内初の加入
小学生のチームとしてポニーリーグに加入するのは県内初のASB。2023年に小田代表兼監督が立ち上げた。
チームの方針は、選手各自のレベルに合わせた取組を実施。自主トレメニューを作成し、基礎の徹底指導を行うなど、独自に開発した「AFURIメソッド」に準じた指導が特長になっている。「選手が本当の楽しさを求める環境づくりを目指し、上達する楽しみを体験してもらいたい」と思いを語っている。