クリームもりもりっ♪神戸・湊川『COCOCAFE』の人気No1フレンチトースト 神戸市
神戸市兵庫区の湊川商店街を歩いていると、可愛いカフェを発見!ガラス越しからも、オシャレな雰囲気が漂っています。
店名は『COCOCAFE(ココカフェ)』。「こんなお店あったかな?」と思い店内に入ると、そこは居心地の良さそうなシンプルでスタイリッシュな空間。一休みするのにちょうどいい広さも居心地良さそう。
こちらは2024年11月にオープンした、まだ新しいお店。スタッフさんにオススメをたずねると、一番人気は「フレンチトースト」だそう。一緒にキャラメルホイップラテもオーダーします。
思わず「うわっ♡」と叫んでしまう、もりもりっとしたボリュームたっぷりのクリームがインパクト大♪4枚切りの厚切りトーストがつぶれてしまうのではないかと心配になります。
さっそく入刀の儀式に。そーっとクリームの山を崩さないように優しくナイフを入れると、フレンチトーストのやわらかな弾力に届きました。
口にすると、カナダ産メープルシロップの香ばしさに続き、バニラの風味豊かなこっくりとしたクリーム、そしてしっかりと染みこんだアパレイユ(卵液)がじゅわっと溢れるやわふわなトーストが出現。三位一体となって濃厚すぎるかと思うと、ひとくち食べ終わるころにはすっきりとした後味に変化し、軽~く一皿を完食しました。
聞くと、このフレンチトーストの食パンは近くにある姉妹店のパン屋さん『Patisserie cocotto(パティスリーココット)』のもの。同店の食パンは地元でも人気で、そのパンを使ったフレンチトーストなら美味しくないわけがない!というわけです。
実は「パティスリーココット」は、就労継続支援事業を行っている「COCOワークカレッジ」が運営。障害や難病のある人が自分のペースで働ける場所を用意しており、この「ココカフェ」も同じ形態のお店です。
店舗の上階にある工房では、プリンやケーキなど、お店で提供するスイーツが作られていますが、製造作業だけでなく接客・販売を担当するスタッフも多数。業務を通じてコミュニケーション能力や状況に応じた行動を身につけられるようになるそうです。
「作業を通じて、個人の能力を向上させるのが目的。そのためには、ただ優しく接するだけではなく、健常者と同じように厳しく注意することもあります」と話すのは「COCOワークカレッジ」の吹野さん。
「ひとりでも多くの要支援者が自立できるよう、そして孤立せず社会と共存できるように、これからもカフェやパティスリーなどのお店を増やしながら働ける環境を整えていきたい。お客様の喜ぶ顔がみんなの力になりますから」という想いに感銘を受けた筆者。美味しさを通して優しい気持ちになれる、そんなお店に出会えたことが嬉しい午後でした。
場所
COCOCAFE(ココカフェ)
(神戸市兵庫区荒田町1‐19‐8)
営業時間
9:00~17:00
定休日
土日祝