昼も夜もシーバスキャッチ成功【千葉・村田川】ベイト多く高活性でも大苦戦のワケとは?
3月になったとはいえ、予想外の雪や大雨が続く関東地方。これでは花見の予定も台無しだ。それでもシーバスは例年通り、いや、もしかしたら今年は例年以上に釣れるかもしれない、そんな予感がしている。この日の釣行はそれを裏付ける結果となったので、千葉の村田川から最新の釣果をお届けしよう。
好条件の村田川へ
3月17日(中潮)千葉県村田川。晴れていても風が強く、少し肌寒いこの季節らしい天気となった。完全に明るい日中から釣りをスタートする。水中はというと、前日の雨の影響でほどよく濁った好条件。
ベイトもチラホラ見えて今にも釣れそうだ。前回の釣行もそうだったが、この風と濁りが入るとハズレがない。でも、釣れるシーバスのサイズは小さく苦戦する。この日もそうなる予感はした。
デイゲームでシーバスヒット
まずはセオリー通りバイブレーション(8g)を使い、上から下まで広く探るが、徐々に強くなる風で釣りにくい。それでもバイブレーションの色や重さを変えながらヒットレンジ(シーバスがエサを食べる層)を探って行くと、対岸近くの水面付近でヒット!アタリからしてサイズは期待しなかったが、とにかくよく引いてくれる。
そこそこ楽しんで40cm級のシーバスをデイゲームでキャッチした。その後も水面付近を中心に釣り続けたが反応はなく、ナイトゲームに突入した。
高活性のナイトゲーム
夜になると昼間の風がさらに強さを増し、おまけに気温も下がって真冬並みに寒くなった。それでも濁りと波立つ水面は悪くない状況だ。引き続きバイブレーションを使い、大量にいるハクの下を探っていくと、手間でアタリが出る。しかし、ついばむような小さいアタリだ。
何度もこの小さいアタリに悩まされ、ヒットしてもすぐにバレてしまう。確かにシーバスの活性は高いようだが、なかなかヒットさせられない。しかも思ったよりサイズも小さいようだ。
時合をとらえてついにヒット
そうこうしていると、突然始まる時合突入のボイル。水面を強烈に割る捕食音からして、間違いなく良型もいる。だが、ルアーに反応するのは小さいサイズばかりだ。コイなども動き出し、あきらかにさっきまでと状況が変わってきている。今が1番のチャンスとみて水面付近を中心に狙うが、これが思うように釣れない。
風で見にくい水面でもわかるくらい川の中がハクだらけなので、とにかくリアクションで目立たせる作戦に変更。バイブレーションをリフトアンドフォールで目立たせると、ついにヒット!昼間のシーバスより少し大きい、40cmを超えるサイズをキャッチ!
予想外に難しい釣りになったが、何とかナイトゲームでもシーバスをキャッチした。その後、時合が終了し、さっきまでがウソのように反応がなくなったので釣りを終えることとした。
期待が膨らむ今後
さて、今回はデイゲームでもナイトゲームでもシーバスをキャッチできたが、アタリも複数あり、バラした魚も多かった。これは間違いなくシーバスの活性が日に日に上がってきている証拠だ。こうなると今後が楽しみだが、やはり風や濁りなどプラスアルファの条件があると釣果が違ってくる。
桜が満開になる頃には天候も安定し、今よりは釣りやすくなる。この村田川だけでもこれだけ好反応なシーバスがいるのだから、短時間釣行であっても期待は十分だ。さあ、春のシーバスフィッシングはいよいよ本番だ。夜桜見物も良いけれど、この記事を参考にして、ぜひ楽しい釣りに出かけてみようじゃないか。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>