【横浜市瀬谷区】横浜瀬谷高校 国際園芸博覧会で独自ガーデン 制作に向け構想具体化へ
横浜瀬谷高校の未来共創ラボの生徒たちが、GREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)の政府出展エリア内のガーテン制作に取り組んでいる。11月12日には専門家を招いたミーティングが同校であり、季節に合わせた花壇作りなどのアドバイスを受けた。
これは農林水産省による未来咲きガーデンプロジェクトの一環。政府出展エリアでガーデン制作に取り組む高校生を募り、全国で5校が採択された。26年12月頃から制作が始まり、生徒は27年3月から9月の会期中に活動成果を発表する。
同ラボはグリーンエクスポの機運醸成や瀬谷区の活性化を目指す生徒有志の団体。採択されたアイデアは花と緑の循環、人のつながり、瀬谷の魅力発信などをテーマにしたもの。地域の団体・企業と連携しながら、飲食可能な地場産ハーブや植物の植栽、県産木材を活用する高床式花壇の使用、花粉媒介者のハチを育てる養蜂箱の設置などを盛り込んでいる。
12日は同省や全国花みどり協会、(一社)JFTD(花キューピット)の職員、東京農業大学の教授、園芸家らが来校。アドバイザーはグリーンエクスポの会期が半年に及び、時季によって見ごろの花が変わることから、植物の切り替えカレンダーを作ることなどを助言した。また、「多岐にわたるテーマを扱っているため、本当に知って欲しいことを整理すると良い」などと伝えた。
木下遥輝さん(2年)は「植物の大きさや形、使用するハーブの種類などをより深めていく必要があると感じました」と話した。豊田悠人さん(1年)は「一人一人が持っている多様な意見を尊重しながら、開幕から閉幕まで乗り越えたい」と意欲を見せていた。
生徒たちは今後、アドバイスを受けて、アイデアをより具体化。来年3月までにデザインパースを完成させる予定だ。