【KAZUTA(n.SSign)インタビュー】悩んだ末に決めたミュージカル『愛の不時着』で演技初挑戦!
2019年に韓国で放送され、またたくまに全世界でムーブメントを巻き起こしたドラマ『愛の不時着』。
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不慮の事故で北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢ユン・セリと朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクの国境を超えたラブストーリーは、2022年に韓国でミュージカル化。2024年2月に日本初上演され、その人気から7月に再演が決定。
熱いラブコールにより、キャストを一新して2025年12月に大阪でふたたび幕を開ける舞台で演技に初挑戦するのが、韓国発グローバルグループ n.SSignのKAZUTA(カズタ)。ク・スンジュンを演じる彼に、率直な気持ちを語ってもらいました。
グループの可能性を広げるのは自分の役割
――これまでも、スポーツバラエティやイベントMCなど様々な挑戦をしてきました。次はミュージカルデビュー。オファーを受けた時の第一声を教えてください。
「ええ!!???」ですね。原作ドラマのファンで三回くらい見ていたので、めちゃくちゃうれしかったのですが、それ以上に驚きの方が大きかったです。
最初にお話をいただいたのは、リ・ジョンヒョク役。僕にはハードルが高いと思いました。初ミュージカルで主人公役なんて恐れ多いですし、北朝鮮訛りのセリフにも自信がなかったんです。そうしたら「ク・スンジュン役はどうですか?」とご提案いただけて。
正直、ものすごく悩みました。グループにマイナスになることも、あるかもしれないしですし。最終的に“僕がミュージカルという道を切り開いていけたら”と思い、出演を決めました。
――n.SSignは、KAZUTAさんがメンバーの先頭を切ってチャレンジすることで、可能性を広げてきたところがありますよね。
そうですね。僕から始まることが多いので、いつもすごく怖いです。
メンバーのSUNGYUN(ソンユン)は日本語が上手だから日本の舞台にも出演できると思うし、歌がうまいDOHA(ドハ)はミュージカルに挑戦してもいい。
今回の僕の出演がメンバーの仕事に繋がってくれたらうれしいです。
――今回のミュージカル出演についてメンバーたちに話しましたか?
もちろんです! 「おおすごいじゃん」とか、「俺もやりたい!」とか、いろんな反応がありました。みんな応援してくれていますね。
――演技の経験はこれまでにもあったのでしょうか?
いや、全然! 小学生の頃の学芸会くらいですよ、本当に。
――ちなみに、学生時代の学芸会では何をしたか覚えていますか?
小学2年生の時に「ピノキオ」、高学年の時に「走れメロス」を演じました。思えば、どちらも主人公役でしたね。
幼い頃は人前に出るのが好きで、主人公をやらせてもらったんだと思います。
そういえば、ピノキオは英語劇でした。それに、ピノキオ役が何人もいたので、一瞬で出番が終わってしまった覚えが。セリフも棒読みだったと思います(笑)。
――学芸会での姿を見ていた方にも是非、今回のミュージカルを見てほしいですね。
あはは。ちょっと恥ずかしいなあ。まあ、でも、成長した姿を見てもらえるのではないかと思います。
“素顔のKAZUTA”を捨てて、スンジュンになりきろうと思います
――演技初挑戦にあたり、準備されたことはありますか?
演技の個人レッスンを受けています。
昔から、いつかドラマやミュージカルなどにも挑戦していきたいという気持ちはあったのですが、こんなに早くお話をいただけるとは思っていなくて。しかも、今回は韓国語での挑戦なので相当プレッシャーがあります。
きっと監督さんにめちゃくちゃ怒られるんだろうなあ。怒られる覚悟はもうできています(笑)。
――レッスンの手ごたえは? 才能を感じたりもしていますか?
まだほかの俳優さんと合わせていないので何とも言えませんが、今のところは「できそうだな」という感じです(笑)。稽古が始まったら、先輩たちの演技力に圧倒されて心が折れると思いますけど……。
僕、日ごろは読書をする習慣があまりなくて。それが、今回の台本は面白くて、スラスラと読むことができました。なんか……僕、本が読める人間になったんですかね?(笑)。
――KAZUTAさんの考えるスンジュンの魅力は?
スンジュンは詐欺師でいけ好かない人物ですが、意外とレディファーストで、好きになったら一途なところもある。悪いだけのヤツじゃないんです。そういうスンジュンのいいところも垣間見えるように演じたいと思っています。
――ラブシーンもあるとか?
ラブシーンのようなもの、ですね(笑)。演技初心者なので、相手役の方と目を合わせて演じた時に、照れくさくなったりしちゃうんじゃないかと心配しています。でも、スンジュンは愛をストレートに表現する人なので、堂々としていないといけないですよね。“素顔のKAZUTA”を捨てて、スンジュンになりきろうと思います。
――演技の練習に付き合ってくれるメンバーもいますか?
HANJUN(ハンジュン)と本読みをしました。HANJUNが女性役を担当してくれたのですが、ちょくちょく笑わせるんです。ラブシーンの練習だとかいって急に顔を近づけてきたりして、僕をからかうんですよ。そのときは、ちょっとイラっとしました(笑)。
HUIWON(ヒウォン)は、「こうやった方がいいよ」とアドバイスしてくれたり見本を見せてくれたり、バックアップしてくれます。
――ジョンヒョク役のユ・ヨンジェさんやWキャストのジンホさん(PENTAGON)の印象はいかがでしたか?
最初にお会いしたのが、写真撮影の時だったのですが、お二人とも大先輩にもかかわらずとても謙虚で優しい方でした。僕が挨拶をしたら、二人とも荷物を地面に置いて両手で握手をしてくださいました。
――ヨンジェさんが会食に誘いたいと言ってましたよ。
本当ですか? あったらうれしいですね。大阪でもみんなで美味しいお店に行きたいです。僕、明石焼きが大好きで。明石焼きは韓国の方々にはなじみがないようなので、紹介したいです。
ソ・ダン役のパク・ギュリ(KARA)さんは、日本でも長く活動されているので、僕よりも大阪を知っている可能性がありますよね。そうしたら逆に「連れて行ってください」とお願いしようと思います。
ギュリさんとはまだ正式にご挨拶ができていないのですが、中学生の頃からテレビで見てきたイメージは、「カリスマがあってかっこいい女性」。MBTIがTらしいので、けっこうサバサバした方なのかなと予想しています。
――共演者の方のMBTIまで把握しているとは(笑)。
いやいや。たまたま最近、YouTube でSUPER JUNIOR先輩の動画を見ていたら、ギュリ先輩がゲスト出演されていて。そこでMBTIがTだと話していたので、共演する上で役に立つかもと思って覚えていただけです。
でも、そう考えたら、ほかの先輩方のMBTIを知っておくのもいいかもしれませんね。調べてみようっと。
――「韓流ぴあ」本誌では、n.SSignの冠企画「ネホハホn.SSign」が大好評連載中です。リーダーのKAZUTAさんがホストとなり、毎回メンバー二人の話を根掘り葉掘り聞いていくという内容。ネタ集めは順調に進んでいますか?
メンバーたちはネタの宝庫なので、自然と集まってしまうんですよ。“かっこいい姿”のようなテーマだと難しいんですが、面白い話なら湯水のように湧いてきます(笑)。例えば……ああ、次の連載にとっておいたほうがいいですね。
――メンバーと連載の話をすることもありますか?
します、します! 今度この話をしたらどうかな? とか。だいたいHUIWONは、披露できない話ばかり提案してくるんですけど(笑)。
――最後に、ミュージカル『愛の不時着』を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
初めての演技なので、緊張もありますが、“俳優KAZUTA”の魅力を見せられるように全力で頑張りますので、期待していてください。チームのためにもしっかり足跡を残してきます!
ミュージカル『愛の不時着』
公演期間:2025年12月6日 (土) ~ 14日 (日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
チケット価格(全席指定・税込):SS席 ¥19,000 / S席 ¥17,000 / A席 ¥14,000 / B席 ¥10,000
主催:フジテレビジョン/STUDIO 363/ぴあ/サンライズプロモーション大阪
企画:STUDIO 363/T2N MEDIA
招聘:フジテレビジョン/サンライズプロモーション
後援:FM802/FM COCOLO
協力:関西テレビ放送
原作:tvNドラマ「愛の不時着」パク·ジウン執筆 © STUDIO DRAGON,ALL RIGHTS RESERVED
(韓流ぴあ/酒井 美絵子)