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買い物支援に移動販売 市営生麦住宅で初実施

タウンニュース

移動販売に列を作る住民たち

生麦1丁目の市営生麦住宅で3月28日、スーパーマーケット「マルエツ」による移動販売が初めて行われた。いわゆる「買い物難民」の支援として、区社協や生麦地域ケアプラザ、同住宅自治会が協力して実現。同自治会の山崎省三会長は「高齢の住民も多く、近くにスーパーが無いのでみな喜んでくれた。ぜひこれからもお願いしたい」と語った。

国道15号線沿いにある同住宅は、大きなスーパーに行くには最も近隣の「マルエツ花月園店」でも徒歩で10分以上、往復で30分ほどかかる。住民の中には必要な食材などを求めて下野谷町のスーパーや、鶴見駅前まで出かける人も多い。

また、同住宅には市営バス鶴見営業所が併設しているが、3年前にバスが減便になり、「買い物に行くのが不便になった」という声が山崎会長に多数寄せられていた。

一方、区社協ではマルエツから移動販売の話を受けていて、区内の地域ケアプラザを通じて買い物困難な地域の情報を募っていた。そんな中で同自治会から要望が上がり、今回の実施が決まった。

レジ前行列の盛況ぶり

初日となった3月28日には同住宅玄関前に移動販売の車が横付けされ、肉や野菜のほか、総菜やパン、弁当、日用品など約400品目が並んだ。開始の午前11時から多くの住民が集まり、野菜や肉の品々を見比べたり、一時はレジ前に10人以上が列を作るほど盛況だった。列に並んだ高齢の女性は「いつもはバスで買い物に行っていた。エレベーターを降りて、すぐ買い物ができるのは嬉しい」と笑顔で語った。

初日の販売を終え、山崎会長は「住民から好評で良かった。みんなが同じ場所に集う良い機会なので、これを機に住民の顔の見える関係、自治会の交流も促進できれば」と話した。

区社協は、今後も各自治会町内会の意見をもとに移動販売を増やしていきたいとする。同住宅や市場大和町では週1回程度で定期的な実施が決まり、区内の他地域でも実施を検討していく。

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