「冷蔵庫のチルド室」に実は入れた方がいい“3つの野菜”「野菜室じゃなかった…」「鮮度が長持ちする!」
野菜を冷蔵庫で保存するときは、「野菜室」に入れるのが一般的ですよね。しかし中には、野菜室に入れると日持ちしないものあります。ここでは、野菜室ではなく「チルド室に入れるべき野菜」を、その理由を合わせてご紹介します。
チルド室は野菜室より温度が低い
冷蔵庫には、必ずと言っていいほどついている「チルド室」。ケース状で使いやすく、食材を収納するのに重宝するスペースですが、冷蔵室・野菜室と温度が異なります。
・チルド室:約0~3℃
・冷蔵室:約2~5℃
・野菜室:約3~7℃
チルド室は野菜室と比べて4〜7℃ほど温度が低く、基本的には野菜の保存に向いていません。しかし、野菜によっては低温の環境に置いておく方が、傷みにくく鮮度が保たれやすい場合もあるんです。
鮮度が長持ち!チルド室に入れるべき野菜
野菜室はもちろん、冷蔵室よりも温度が低いチルド室は、以下の野菜を保存場所に向いています。野菜室だとすぐに傷んでしまう野菜でも、チルド室なら日持ちする場合がありますので、ぜひ試してみてください。
もやし
水分量が多く、野菜の中でも特に傷みやすい「もやし」。低温の環境であるほどもやしの呼吸が抑えられるので、傷むスピードを遅らせることができます。
ブロッコリー
ブロッコリーにとって、野菜室の温度は少し高め。1週間ほど経つと黄色く変色してしまうことがあります。
そんなブロッコリーも、低温のチルド室に入れておけば鮮度長持ち。2週間ほど持つ場合もありますので、すぐに食べない場合はチルド室で保存してみましょう。
完熟トマト
基本的にトマトの保存は野菜室が適切ですが、完熟トマトは例外です。熟したトマトは、時間が経つとより熟成がすすみます。
完熟トマトを今すぐ食べない場合はチルド室へ。低温で保存すると、トマトの熟成を遅らせることができますよ。
「野菜=野菜室」が正解とは限らない
今回はチルド室に入れた方がいい野菜についてご紹介しましたが、野菜によっては常温保存が向いているものもあります。野菜は必ずしも野菜室で保存するのがいい、というわけではありません。
野菜ごとのベストな保存方法を知って、鮮度を保ったまま使い切りましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア