【プライミング効果の有効活用】意味を持たせて興味をかき立てるには?【相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典】
意味を持たせて興味をかき立てる
間接的な情報で無意識に訴える
人の興味をひきたいときに、あまりにストレートに答えを求めるのは得策ではない。心理学者キャスリーン・ヴォースの実験によると、人は意味づけをされると好印象を持つ傾向にあるという。
普通のケーキよりもバースデイケーキと言われた方がおいしく感じられるのがその典型だ。つまり「はじめてつくった」とか「あなたのために制作した」という意味づけが、人や物の印象をアップさせるのだ。
また、事前に受けた刺激が、無意識のうちにのちの行動に結びつく「プライミング効果」というものがある。カレーの香りを偶然嗅ぐと昼食にカレーが食べたくなるのはそのためだ。人は、間接的な情報や意味づけされた情報に大きく影響されるのだ。
プライミング効果の有効活用
写真、文字により潜在意識に刷り込む
アピールしたい事柄をシンプルに写真や文字で見えるようにしておく。
間接的なアピールで能動的に選択させる
例えばカレーなら「スパイスにやみつき!」などの間接的な言葉などで、誘導すること。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇