恐怖… 会陰切開を語る
今回は「会陰切開」についての座談会です。
参加者:みかんさん(お子さんは生後5ヵ月)/メロンさん(生後6ヵ月)/いちごさん(生後10ヵ月)
出産後、会陰切開の傷が一番痛かった…
川島:会陰切開の話は出産前、聞いていらっしゃった?
みかん:「会陰切開っていうのが、あの陣痛よりも痛かったよ!」と、産休に入る直前に職場の先輩から聞いて、なんだそれは!?っていう…。
川島:でも、その場にならないとわからないわけですよね。赤ちゃんが出口まできて、ちょっと出が悪いね…このままだと裂けちゃうので切りますね…ってことなんで。聞いてから、なんか対策やりました?
みかん:いや、もうなるべくしてなるしかないっていうのと、あと「切られる時は陣痛の痛さがあるので気にならないんですけど、そのあとが痛いよ」って聞いて。縫うときも麻酔なく縫ったりするとも聞いたので、もうどんとこいって感じで!!
川島:えっ、すごーい!!
みかん:逃れられないなと思って。やるとも決まったわけでもないので、そういうのがあるんだなって、覚悟を決めたっていうところはあります。
川島:実際、出産になって「会陰切開します」っていうのは、どんな流れで?
みかん:なかなか破水せず。いきんでも破水しなかったので人工破水をしてもらい。で、またいきんでくださいって話だったんですが出てこなくて。そこで先生が「会陰切開しますね」と。いきんで出てたらしなかった方向かもしれないですけど、なかなか出てこなかったのでパチンと切られたような流れでした。
川島:その時はしますねって言っても、イエス、ノーじゃなく?
みかん:なく(笑)「はい」っていう。
川島:痛みはどうでしたか?
みかん:その時やっぱりわからなかったですね。音は聞こえたんですけど。
川島:音聞こえました!?
メロン:怖い…
川島:今なんか、経験したはずのメロンさんも怖いっていう(笑)
みかん:器具のような音は聞こえたんですけど、痛みはなかったです。カチカチっていうような音が聞こえたような気はするんですけど、陣痛と戦ってた間だったので、あっけなく人工破水→会陰切開→出産っていう流れでいきました。
川島:無事出産してホッとする気持ちもあると思うんですけど、その後、縫う流れになると思うんですが、そこはどうでしたか?
みかん:そこは麻酔なく、もうどうにでもなれってくらいの出産した安心感もあって。もうこの痛みぐらいならって感じだったんですけど、チクチク、チクチクされてるのは感じながら縫われてましたね。
川島:その後はどうでしたか?
みかん:その後が私は1番しんどかった…
川島:同じくですー!!
みかん:ボディーブローのようにじわじわじわじわ痛んできて、痛みすぎて座れないのと、痛すぎて排尿できなくて、そのあとトイレができなくて。出さないと子宮伸縮に影響があると言われてカテーテルを入れられて、何度か抜かれたんですね、おしっこを。それでも水分補給して、じゃあ2時間後トイレに行ってください!という感じだったんですけど、その時もあまり出ず、またカテーテル。トイレでおしっこが出るまでトライし続けてたのが辛かったですね。
麻酔、抜糸、病院によって違う事情
メロン:私も陣痛よりも会陰切開の方が怖くて、切ったは切ったんですけど、多分あまり深く切ってなくて。切られてる感覚もハイになってるからわからなくて。で、縫われてる時も、うちの病院は麻酔を打ってくれたんですね。
川島:そうですか!部分麻酔?
メロン:はい。なので縫ってる感覚も特になくて、麻酔がよく効いたから痛みもありませんでした。
川島:糸は、確かそのまま溶けるような素材のものなんですよね。
メロン:はい、そうでしたね。
みかん:私は抜糸ありました!
川島:えっ!ありました?じゃ、溶けないタイプの糸だったんだ!
みかん:それがすごく痛くて。
川島:そっかぁ…うわぁー…いちごさんは抜糸ありなし?
いちご:抜糸なくていい糸で縫ってもらったんですけど、痛すぎて抜糸してもらいました。
川島:ひゃー、溶けるまで待ってられないと。メロンさん、対策はしました?
メロン:よくSNSで見るマッサージみたいなのがあるんでやろうかなと思ったんですが、助産師さんに聞いたら「初産だと効果がないから、忙しかったらやらなくてもいいよ」って言われて。めんどくさいからいいやって。
川島:前に座談会に参加してくださった方でも、会陰切開にならないように毎日オイルを塗ってたんだけど、それでも結局切ったって方もいらっしゃったんで。もちろん対策取って、気持ちを準備していくっていう方もあると思うんですけれど、ほんとにその時を迎えないとわかんないっていう感じですよね。出産後はどうでしたか?
メロン:うちの病院、痛いとすぐ薬を打ってくれる病院だったんですよ。で、痛み止めもロキソニンから始まって、座薬まで結構豊富に揃えてくれてて、それが割と効いたので、痛いっていうよりは縫われたところが突っ張る感じ。座った時は違和感もあるし、痛みもあるし。円座クッションが手放せなかったです。あと、よく拭いてばい菌をとるといいって助産師さんから説明受けたので、おしりセレブっていう高いウエットティッシュみたいなお尻拭きで、おしっこする度に拭いて。ちょっと血が出ちゃった時とかも拭いたりしたら、割と2、3日で痛みが引いてきて、突っ張ってる感じだけが残りました。
川島:ウォシュレットのビデは使いました?
みかん:最弱にして、すごい距離を取りながら…
川島:恐る恐る自分のお尻で調整しながら(笑)
みかん:少しずつ強くするみたいなね。でも糸に触れる感覚がやっぱりあるので。
分娩室で、冷静になる瞬間…
川島:いちごさんは対策・準備はされました?
いちご:無印のアーモンドオイルをコットンに出して、それをパンツに挟んで生活するのを妊娠8か月ぐらいからやってはいたんですが。
川島:結局、会陰切開にはなったんですね。
いちご:私は、縫うときが1番痛かったですね。
川島:痛みしっかり感じましたか?
いちご:感じました。麻酔はなくて。出産後なんで感動しながらだったんですけど、いちいちチクチクされるので…
川島:あそこ、ちょっと冷静になりますよね。「赤ちゃん綺麗にしてきますね」って言って違う部屋に連れて行かれましたかね、皆さん。で、感動してるんだけど、1回なんかすごい冷静になって、「ものすごい縫われてるな」っていう時間ありますよね…