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金山 |扉の向こうに待っていた“特上うなぎ体験”

ナゴレコ

金山駅から徒歩3分ほどの場所にひっそりと佇むそのお店。
一見すると、ふらっと立ち寄るにはやや敷居が高そうな風格ある店構え。その暖簾をくぐった先には、実に気さくで居心地の良い空間が広がっていました。

老舗の風格漂う鰻の名店で、特上うな重と肝煮を堪能!「三福(さんぷく)」

老舗の趣きに心躍る。金山駅近くの隠れた名店

金山駅の南口を出て、3分ほど歩くと現れるのが「三福(さんぷく)」さん

木の風合いを活かした重厚な入口に、長年地元に愛されてきた歴史と気品が感じられます。初見では「ちょっと入りづらいかも」と感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし、扉を開けて中に入れば、店内には温かみのある照明と落ち着いた空間が広がり、カウンター席とテーブル席がバランスよく配置。

スタッフの方々の丁寧かつ気さくな対応が印象的で、初訪問でも肩の力を抜いて楽しめる雰囲気です。

まさに、老舗ならではの“丁寧さ”が心地よく、常連さんに愛され続けている理由が感じ取れます。

常連さんに混ざって「うな重・特上」を注文!期待が膨らむ!

開店時間に合わせて訪れたところ、すでに先客がちらほら。どうやら常連さんのようで、皆さんメニューを開くこともなく、口を揃えて「うな重、特上で」と注文していました。

そんな光景を見て、思わず私も「うな重、特上でお願いします」とオーダー。

価格は“並”と比べて400円差。せっかくなら、贅沢に味わいたい。そう思わせてくれる、どこか背中を押されるような雰囲気がこのお店にはあります。

ホワイトボードには魅惑の一品料理も

注文を終え、ふと目をやると店内のホワイトボードにズラリと並ぶお品書き。うなぎ料理だけでなく、地酒に合いそうな肴や季節の一品料理も充実しており、食通にはたまらないラインナップです。

その中でも気になったのが「肝煮」。うな重の前にゆっくり味わうことにしました。

肝煮の奥深い味わいと、うな重で口の中が幸せ!

●肝煮 1,400円(税込)

まず先に運ばれてきたのが肝煮。

丁寧に炊かれており、ふっくらとした食感とほんのり苦味のある大人の旨みを感じられます。

まさに“前菜”にふさわしい1皿で、これから訪れる鰻との出会いに向けて、気持ちを高めてくれます。

そして、いよいよ特上うな重が到着

●うな重 特上 4,400円(税込)

蓋を開けた瞬間、ふわりと香ばしい香りが立ち昇り、その瞬間からもう幸せ。

ご飯の上に贅沢に乗った鰻は、焼き目が美しく、見るからにパリッと香ばしそう。

ひとくちいただくと…「うまっ!」

外はカリッと香ばしく焼かれ、内側はふわっと柔らかく、噛むたびにジュワッと広がる脂の旨み。タレの甘辛さも絶妙で、米との相性が抜群。

カリッ!ふわっ!ジュワッ!の黄金コンビ!

ひとくちごとに感動が積み重なっていき「ああ、これが本物の鰻か…」と、しみじみ感じさせてくれる味でした。

肝吸いも漬物もついています。こちらの肝吸いは優しい味付けで、口の中をリセットしてくれます。

肝吸いでリセットして、口の中にまた特上のうなぎを運ぶ幸せ。永遠にループしたい!

贅沢なのに、どこか日常に溶け込む鰻時間

昨今、うなぎもお米も価格の高騰が続いており、なかなか気軽に食べられるものではなくなってきました。

それでも「三福」さんのうな重は、その価値を十分に感じさせてくれるクオリティです。しかも、特上でも手の届く価格帯というのがうれしいところ。

日常のちょっとしたご褒美に。あるいは、大切な人との特別な食事に。

“とっておき”だけど気取らない。そんな時間を提供してくれるのが「三福」さんの魅力だと思います。ぜひ足を運んでみてください。

INFORMATION

店名:

三福(さんぷく)

住所:

名古屋市熱田区金山町1-2-19

営業時間:

〈ランチ〉
11:30~14:00(L.O.13:50)
〈ディナー〉
17:00~21:00(L.O.20:50) 

一人当たりの予算:

¥4,000~¥5,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

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