【2025】北九州市内で7月に開催するお祭り10選 地域に根付く伝統的な祭り等をピックアップ
最近は暑い日が続き「夏がやってきたな~!」と感じている人も多いのではないでしょうか。
夏のイベントといえば<お祭り>。北九州市内でも各所で祭りが開催されます。
今回は北九州市内で2025年7月に行われる10のお祭りをピックアップ。地域に根付く伝統的な祭りなどをまとめて紹介するので、夏のお出かけの際に活用してくださいね。
1. 貴船神社夏祭り 鳴水祇園山笠(7月12日〜13日開催/八幡西区)
北九州市八幡西区の鳴水地区で、7月12日と13日の2日間を通して「貴船神社夏祭り」が開催されます。
鳴水祇園山笠は、貴船神社の氏子により古くから行われている祭礼です。平成12年には貴船太鼓保存会の鳴水水神会が発足し、子どもたちへ太鼓や鳴水の伝統行事等の継承活動を行っています。
12日は午前8時30分から貴船神社で「神事」が行われるほか、午後3時から「お神輿巡行」を実施。また同日午後5時30分には、鳴水公園で「鳴水祇園山笠出発式」を開催します。
翌日の13日には、午前9時から午後9時まで鳴水町・西鳴水・東鳴水・西神原で「山笠運行」が行われます。
2. 第54回筑前木屋瀬祇園祭(7月12日〜13日開催/八幡西区)
須賀神社(北九州市八幡西区木屋瀬3-19-1)で7月12日と13日、「第54回筑前木屋瀬祇園祭」が開催されます。
本町六町の赤山笠と新町七町の青山笠の2台の山笠が町中を練り回った後、勢い太鼓の響きに合わせて境内に走り込みます。
昔の山笠は、はりぼての岩を高く積み上げ、人形を飾る形式の9メートル以上もある「岩山」でしたが、大正初期の電線架設以来、4メートル程の現在の「人形飾山(曳山)」に変化しました。
3. 黒崎祇園山笠(7月13日・18~21日開催/八幡西区)
福岡県の無形民俗文化財に指定されている「黒崎祇園山笠」が7月13日と18~21日、北九州市八幡西区の黒崎地区で開催されます。
八幡西区黒崎地区でおよそ400年以上続く黒崎祇園山笠。春日神社、岡田宮、一宮神社の氏子によって守られてきた伝統行事です。
7月13日は、黒崎ひびしんホールで「太鼓競演会」を実施。18日には、黒崎駅前のふれあい通りで前夜祭「山笠競演会」が行われ、祭りを盛り上げます。
19日と20日の2日間は「山笠神事・街中巡行」を開催。最終日の21日には、黒崎宿場通りで「解散式」があり、祭りのフィナーレを飾ります。
4. 小倉祇園太鼓(7月18日~20日開催/小倉北区)
小倉北区内の各所で7月18日~20日の3日間にわたって、国指定重要無形民俗文化財「小倉祇園太鼓」が開催されます。
小倉祇園太鼓は、北九州市の中心部である小倉で400年続いている「国指定重要無形民俗文化財」に指定された祇園祭です。小倉城を築城した細川忠興公が城下の無病息災と城下町繁栄を願い、1617年に京都の祇園祭を模して始めたとされています。
山車の前後に太鼓を載せる形となっており、全国的にも珍しい太鼓の両面かつ歩行打ちが特長。太鼓、ヂャンガラ(摺り鉦)、山車をひく子どものお囃子(おはやし)により一つとなった音の調和を聞くことができるそうです。
5. 中央祇園(7月19日~21日開催/八幡東区)
7月19日~21日には、八幡中央区商店街ふれあい広場と中央町周辺で「中央祇園」が開催されます。
官営八幡製鐵所の誕生から城下町として栄えた八幡東区中央町。戦前から続けられている祇園山笠は、人形飾り山笠が八幡中央区商店街アーケードや中央町周辺、東田地区を昼夜練り歩きます。
6. 前田祇園(7月19日~21日開催/八幡東区)
「前田祇園」が7月19日~21日に行われます。御神幸は仲宿八幡宮で、競演会はまえだぎおん山笠通りで開催されるとのこと。
八幡東区前田地区に古くから伝えられている前田祇園山笠は、仲宿八幡宮の祭礼に奉仕する氏子の山笠行事です。平成13年3月30日に北九州市無形民俗文化財に指定され、平成17年には八百年祭を迎えました。
7. 茶屋町祇園(7月23日~25日開催/八幡東区)
7月23日~25日には、茶屋町公園と茶屋町地区各町内で「茶屋町祇園」が開催されます。
茶屋町祇園では、飾り山笠と子どもちょうちん山笠が町内をまわります。ちょうちん山笠は夜景に良く映えるのだとか。
8. 戸畑祇園大山笠行事(7月25日〜27日開催/戸畑区)
戸畑区役所周辺で7月25日〜27日、「戸畑祇園大山笠行事」が開催されます。
戸畑祇園大山笠競演会では、12段・309個の提灯を重ねた光のピラミッド「提灯大山笠」を見ることができます。「ヨイトサ、ヨイトサ」のかけ声で進んでいく提灯大山笠の姿は圧巻。夏の夜に浮かび上がる提灯大山笠は、この季節ならではの風景です。
なお、今年の競演会は、中原、東、西の各大山笠と4地域の小若山笠が出演します。天籟寺大山笠の運行予定はないそうです。
9. 枝光祇園(7月25日~27日開催/八幡東区)
7月25日~27日は、八幡東区山王・上本町周辺(第一区)と枝光八幡宮周辺(第二区)で「枝光祇園」が行われます。
第一区は子供山笠で、7月26日・27日に開催されます。
御神輿は、枝光各地区を一日ごとに御神幸します。山笠が坂道をのぼっていく八幡東区ならではの光景を見ることができるそうですよ。
10. 折尾神楽「夏越祭」(7月26日開催・八幡西区)
7月26日には、折尾西公園で折尾神楽「夏越祭」が行われます。
折尾神楽は、1970年に大阪で開催された万国博覧会で国際的な喝采を浴びた「石見神楽」を基に創作されました。当日の演目では、華麗な衣装をまとった小学生からお年寄りまで幅広い世代の住民が参加。北九州の郷土芸能としてすっかり定着しています。
また、地域住民によるバザー、餅まきも併せて行われるとのことです。
時間は、午後6時30分〜午後9時30分。雨天の場合は、翌27日に延期されます。
お祭りによってはチケットの購入が必要
祭りによっては、チケットの購入が必要です。
料金やアクセス方法などの詳細は、北九州市や祭り主催者のホームページを事前にチェックしておきましょう。
※2025年7月11日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)