「おいしく食べるための努力は惜しまない!」公務員からインフルエンサーに 総フォロワー数20万超え!もっくんの素顔
「ん〜〜〜もっくんです!」でおなじみのグルメ系インフルエンサーのもっくん。Instagramのフォロワー数は約11万人、TikTokやYouTubeも合わせると20万人を超える、北海道を代表するインフルエンサーのひとりです。グルメ情報を発信しようと思ったきっかけ、さらに、SNSでは語られたことがない「これから挑戦してみたいこと」もインタビュー。気になるもっくんの素顔に迫ります!
連載:北海道から新しいものをつくり続けるクリエイターたちの素顔や視点を覗く「HOKKAIDO CREATOR INTERVIEW」
助けてもらった飲食店へ恩返しをしたい。公務員からグルメ系インフルエンサーへ
——はじめまして、もっくん!本日はどうぞよろしくお願いいたします!
こちらこそ、よろしくお願いいたします!
——インスタをいつも拝見しています!料理を美味しそうに食べる姿と心地よい声が印象的です。
ありがとうございます。食べる姿が美味しそうとは、昔から友人や周りの人から言われていましたね。声は初めて言われました(笑)。
——そうだったんですね。インスタはいつから始めたんですか?
僕は出身が富良野市で、大学から札幌で暮らしています。大学卒業後は公務員として5年くらい働いていたんですけど、その時代にちょっと仕事で嫌なことがあっても、おいしいものを食べたら元気になっている自分がいて、飲食店の存在にすごく助けてもらっていると感じたんです。
その後、世の中で新型コロナウィルスが流行り始め、僕が好きな店が次々と閉店していくのを目の当たりにしたときに「今度は僕が恩返しする番だ」と。それがインスタをはじめたきっかけでした。
——そんなエピソードがあったなんて!アカウントが動き始めた当初は、顔を出してなかったですよね?
そうなんですよ。発信するグルメ情報をより多くの人に見てもらいたいと思ったときに、顔を出した方がもっと届くと思ったんですよね。グルメ情報を届けるのが上手な人は、たくさんいるから、同じようにやっても僕じゃかなわない。
であれば「面白い動画見てたら、良い店あった!」くらいの温度感で、グルメ情報を伝えられたらいいんじゃないかなと思って。それで顔を出して、視聴者さんと一緒に食事している風の動画にしてみたんです。
——キャッチーな自己紹介、「ん〜〜〜もっくんです!」はひとりで考えたんですか?
友人たちに相談して決めました。名前の一文字から「もっくん」にしたんですけど、実は人生で一度も呼ばれたことがなくて(笑)。家族からは「もっちゃん」って呼ばれました(笑)。
——現在インスタフォロワー数は10万人以上いますが、フォロワーが一気に増えたと感じた投稿はありますか?
3年前に投稿した、定山渓の温泉宿かな。その日、真駒内(札幌市南区)の花火大会だったんですよ。花火大会が始まる前に投稿して、終わったあとに見たらフォロワー数が倍以上になってて。
ちょうどできたばかりの温泉宿だったので、多分ですけど僕が情報を出すのが他の人より早かったんじゃないのかな…と思っています。本当のところはわかりませんが(笑)
——今まで何件くらいの飲食店へ取材に行きましたか?
500店以上ですね。取材先の飲食店を1件選ぶのに、グルメブログや、SNS、情報サイトなどを全部見るので、2時間くらいかかるんです。それでも「思っていたのと違う…」となることもあったり、僕の撮影が下手だったりで、お蔵入りになってしまうものもあります。
——お店選び、時間をかけているんですね。取材先のお店の人に言われてうれしかった言葉ってありますか?
やっぱりお店の方から「もっくんの動画見てお客さまが来てくれたよ!」と言われるのは、うれしいですよね。あとお店で食べていると「インスタ見てます」と、僕のアカウントを見てくれる人が声をかけてくれます。DMで「さっき〇〇で見ました!」と連絡をもらうことも多いんですよ。なので、Sittake読者の方も見かけたらぜひ声をかけてください。でも、僕が明らかに落ち込んでたりしたら、そっとしておいてもらえると(笑)。
食べることを仕事にできている幸せ
——投稿を続けるモチベーションってなんですか?
僕がおもしろいと思って作った動画を、みんながおもしろいと思って見てくれるからですかね。共感してくれるとうれしいし、それが再生回数やコメントとして可視化されるとモチベーションに繋がります。
——活動を始めたころからスタイルも変わらないですよね。太らないんですか?
太りますよ(笑)。大食いじゃないので、普通の量しか食べられないですし。ただ、「ちょっと太ったかも?」と思ったらジムに行ったり、走ったりしています。おいしく食べるための努力は惜しみません!
——名言です(笑)。これから挑戦してみたいことってあります?
インフルエンサーとしての僕は、おいしいものを食べて、動画投稿して…というのを続けられたらいいなと思っています。なので、今がある意味ゴールですよね。好きな仕事ができているので、これ以上望むものはないです。
あとはこの先、どんな形になるかはわかりませんが、何かを自分の手で作ってみたいという気持ちはありますね。お酒が好きなので、ビールやウィスキー…お酒に合うピザもいいな。自分も何かおいしいものを提供できるようになれたら、いいですよね。
——ありがとうございます!Sitakke読者へメッセージをお願いします!
いつも応援してくれる方へ、僕のアカウントを見てくれてありがとう!みなさんの応援がないと、僕の活動は成り立ちません。本当にありがとうございます。
この記事を読んで、僕のことを知ってくれたみなさん。毎日おいしい飲食店へ行っているので、僕のアカウントを見てくれれば、みなさんが探しているグルメ情報がきっと見つかるはずです!
もっくんとソフトクリーム!
せっかくなので、おいしいものをご一緒したい!…ということで取材後、HBC本社隣にあり、「北海道ソフトクリームラリー2025」参加店でもある、「北菓楼 札幌本店」へ。
「北菓楼さんのロゴの前で写真を撮りたいです」と伝えると、さすがもっくん。バッチリポーズを決めてくれます。
ソフトクリームを手にベンチへ。まわりは、観光客やスーツ姿の男性などで大賑わいでした。みなさん高確率でソフトクリームを召し上がっています!
「ミルクとバニラビーンズが効いていておいしい!」と嬉しそうなもっくん。
店内が混み合ってきたので外へ。「取材時よりリラックスした表情ですね」と、伝えると「おいしいものを食べているからですかね」と、笑顔で答えてくれました。
取材を終えて
取材が始まると、インタビューにサクサクと答えてくれるもっくん。ですが、Sitakke読者へのメッセージは、とても時間をかけて丁寧に考えてくれました。「僕のことを初めて知る人もいるわけだし…」と、相手の立場に立って物事を考えるこの姿勢こそが、きっと多くの人の心を惹きつける理由なのではないでしょうか。
これからも、もっくんの投稿を楽しみにしている人に、おもしろい動画と抜群のグルメ情報を届け続けてほしいです!そして、いつか、もっくんプロデュースのおいしい「なにか」が、世の中に生まれることを楽しみにしています。
【取材協力:北菓楼 札幌本館】
〇「北海道ソフトクリームラリー2025]」参加店
〇住所:〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西5丁目1-2
〇アクセス:地下鉄「大通」駅から徒歩約5分
〇営業時間:10:00〜18:00
〇定休日:日曜日 ※詳細はHPを参照ください
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文・写真:サトウナツキ
編集:Sitakke編集部YASU子
※掲載の内容は取材時(2025年7月)に基づきます。