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マイボートで沼津沖シロアマダイを狙う【静岡】貧果も自由気ままなボートライフを満喫

TSURINEWS

マイボートで釣れたマアジ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

4月19日(土)、「富士ボーティング」での進水式の翌日は、桟橋に係留していた愛艇で朝から出船した。午前中は風もなくベタナギだったが、潮が動かず大苦戦。一転、午後からは天気予報に反して強風となり、連日の早上がりとなった。千本浜沖から西浦沖、大久保の鼻での釣行の様子をレポートする。

マイボートでシロアマダイ釣り

ボート購入時に、無料で桟橋へ係留できることを教えてもらい、せっかくなら連日釣行したいと思い、あらかじめ係留を予約しておいた。

レンタルボートでは連日で釣りをするとコストがかさんだり、予約が取れなかったりすることもあるため、係留できるのはありがたいサービスだと感じた。時間に縛られず、いつでも出航できるのも魅力だった。

妻がどうしてもシロアマダイを釣りたいと言うので、当日は朝方に千本浜の沖合でシロアマダイを狙い、その後はクルージングを兼ねて西浦沖へ向かい、一つテンヤでロックフィッシュや最近釣れ出したというイサキをコマセを使って狙う作戦とした。

4月19日(土)は小潮。天気は晴れで、気温は25度を超えて夏日となった。午後からは風が強くなり、ウネリも出てきた。

マイボートで出船(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

千本浜沖で釣り開始

妻の沼津の実家から出発し、静浦マリーナには朝6時半ごろ到着。タックルの準備などを行い、愛艇「Wisteria」で7時半に出船した。前日とは異なり、無風でベタナギ。まるで湖のような海を20分ほど走らせて、当日最初のポイント・千本浜沖に到着した。

タックル図(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

水深60m前後をドテラ流しでアマダイを狙うことにし、エサにはオキアミを使用。期待を込めて第1投目。タナを1mに合わせてアタリを待っていると、すぐにヒット。慎重に手巻きで数m巻いてくると、アマダイらしい強い引きに思わずほくそ笑む。妻にもタモを持って待機してもらった。

ところが、電動で巻き取りを開始しようとすると、動かない……。前日に落とした際の衝撃で壊れたかと焦ったが、ジョグパワーレバーを何度か動かしていると、いきなり最大出力で巻き出してしまった。

その瞬間、フワッと軽くなり、引きも消え、嫌な予感が走る。案の定、仕掛けに魚はついておらず、バラしてしまった。かなりの手応えだっただけに残念だった(リールは故障ではなく、筆者の操作ミスだったようだ)。

西浦沖へ移動

結局、これがこのポイントでの最初で最後のヒットとなった。その後、何度もボートの流し直しを試みたが、潮が流れず、2人ともアタリすらないまま沈黙が続いた。ナギ倒れとは、まさにこのことか……。妻もまったく釣れる気がしないと感じたのか、予定より少し早めに西浦沖への移動を提案してきた。

そのため、ロックフィッシュとイサキを求めて西浦沖へ移動を決断。相変わらず海は静かで、人気のポイント「ワラサ根」の船団を横目にクルージングを楽しんだ。

西浦沖で釣り再開

西浦沖に到着すると、イケスの沖合には多くの手漕ぎボートが集まっていた。なるべく他のボートに接近しないようにして釣りを開始した。

西浦沖で釣り開始(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

2人ともイサキ狙いのロッドは置き竿にし、一つテンヤでロックフィッシュを狙った。水深は20~50mを探った。妻はバウデッキに立って奮闘したが、魚からのシグナルはなし。

残念ながらアタリなし(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

当ポイントは、昨年6月に手漕ぎボートで釣りをしたときには、小型ながらオオモンハタや、サビキでマアジが入れ食いだっただけに、今回は肩透かしを食らった印象だ。

妻がこのポイントを見切り、最後に「大久保の鼻」で再びアマダイを狙いたいと言い出したため、そちらへ移動することにした。

大久保の鼻で多彩なゲスト

大久保の鼻に到着。水深は60m前後を狙った。天気予報に反して風が強まってきたため、シーアンカーを投入した。

数投目に「コツッ」とアタリを感じたのでリールを巻いてみると、引きはまったくなかったが、空巻きのときよりも何か重い。海面にはマアジの姿が現れ、無事に船内へ取り込み、オデコ(釣果ゼロ)を回避できて一安心だった。

マアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

次の投入ではカタクチイワシもキャッチ。

カタクチイワシを手中(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

しかし、アマダイは外道の釣れ具合でタナを判断するのが王道とも言われているので、イワシやアジが釣れる=タナが高すぎると考え、ベタ底狙いに切り替えたところ、小型のオニカサゴがヒットした。

底狙いで仕留めた小型のオニカサゴ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

この魚がヒットしたタナをどう捉えるか悩ましいところだが、おそらく当日の正解はベタ底だったのかもしれない。

風が強くなり移動

その後、風がさらに強まり、オモリ60号では太刀打ちできなくなったため、20号を追加して計80号で釣ることにしたが、それでも正確なタナ取りは困難になってきた。

妻はアジやイワシが釣れたことからサビキ仕掛けにチェンジしたが、風の影響で手前マツリ(仕掛け絡み)に……。結局、このポイントも見切りをつけ、最後に我入道沖での釣りをすることにした。

我入道沖は断念して帰港

しかし、我入道沖へ向かう途中、かなりの風とウネリに見舞われ、操船にも緊張が走った。目的地へ向かう途中にある「静浦マリーナ」の沖合で妻と相談し、「富士ボーティング」に着岸サポート要請の電話を入れ、帰港することに決めた。

ところが、港内に入ると、着岸希望の船が集中し、渋滞が発生していた。普段は16時ごろに混雑するらしいが、この日は強風の影響で早めに帰港する船が多かったようだ。それを聞いて、早上がりの判断は間違っていなかったと確信できた。自分たちの番となり、スタッフのサポートで無事に着岸することができた。

当日の釣果

・筆者:マアジ1匹(20cm)、カタクチイワシ1匹(15cm)、オニカサゴ1匹(小型のためリリース)

帰港後の作業と整備

下船後、スタッフから船外機の塩抜きの方法を丁寧に教えてもらい、その後、事務所でマリーナの利用方法などについて説明を受けた。最後に、船体の洗浄(有料)と、次回釣行に備えたガソリン満タンの依頼をして、マリーナを後にした。

ボート釣り今後の展望

事前の天気予報に反して強風で早上がりを強いられたが、前日の進水式と釣行に続いて、この日も釣りとクルージングを満喫でき、最高に記憶に残る休日となった。幼い頃から様々な釣りを経験してきたが、これからの自分のメインはボート釣りになることは間違いない。

本格的にボート釣りを楽しむためには、操船技術や天候に関する知識、各エリアでのポイント選び、釣り場での船の流し方など、さまざまなことをマスターしていきたいと思っている。そして何よりも、安全第一で釣りを楽しみたい。いつかは石花海への遠征釣行や、ミンコタの導入なども実現したいものだ。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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