重く固まった被毛で歩けなかったチワワのミックス、保護されて愛らしく大変身(米)
米テキサス州北部ダラスの路上で今年9月、被毛が固まり、歩行が困難だったチワワのミックス犬が保護された。それから約2か月が経ち、犬はたくさんの人々の協力で見違えるような変身を遂げた。米ニュースメディア『FOX 4 News Dallas-Fort Worth』などが報じた。
【写真】保護される前とは、見た目や名前、そして環境も大きく変わったチワワのミックス
9月中旬、テキサス州ダラスのボサム・ジーン・ブルバードで、オスのチワワのミックス犬が動物シェルター「ダラス動物サービス」のスタッフによって保護された。
“ノア(Noah)”と名付けられたその犬は7歳で、汚れて伸び放題で汚れた被毛が固まり、歩行や視覚にも支障をきたしていた。また、後ろ足の1本に体重をかけないように歩いていることが分かり、被毛を刈り詳しく検査を行った結果、足の腱が断裂し曲がっていることに加え、歯の治療も必要であることが判明した。
ノアのケアはその後、非営利団体「フレンズ・イン・ユナイテッド・レスキュー(Friends in United Rescue、FUR)」が引き継ぎ、FURはSNSを通じて手術費用の寄付を呼びかけ、同時に手術後に引き取ってくれる家族を募集し始めた。
一方、地元のニュースメディア『FOX 4 News Dallas-Fort Worth』は現地時間9月19日、飼育放棄されたと思われるノアについて詳しく報じ、FURには多くの寄付が集まった。
そして10月初めにノアの手術が行われ、FURは今月中旬に理学療法が開始されたことを含め、順調に回復していることを伝えた。
さらに喜ばしいことに、ノアは現在、新しい家族とともに数匹の犬とダラス郊外マーフィーで暮らしており、“ティト(Tito)”と改名されて新たな生活を歩み始めている。
新しい家族が、汚れた被毛に覆われ怪我をしていたノアを知ったのは、FURのSNSだったそうで、FURが日本時間11日、保護される前とはまるで別の犬のような愛らしいティトの姿を公開すると、「とても嬉しいニュースだね」「なんて可愛いの!」「この子のために尽力した全ての人に感謝する」といったコメントが多数寄せられた。
なお、動物専門ネットメディア『The Dodo』は今年6月、2年前に保護され、トリミング後に見違えるほど変わったシーズー犬をYouTubeチャンネルで紹介した。犬は当初、重い被毛に覆われていたため動きが鈍く、老犬と誤解されていた。
画像は『Friends United in Rescue~FUR TikTok「Please DONATE at Paypa」「It’s SUCH a Great Day to Be Alive and Healing!!」「Please Help Noah」』『FOX 4 News Dallas-Fort Worth 「Horrifically matted dog get a new look and a new home」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)