【リアル給与明細】38歳、営業職。給料が減った……。普通の生活ができません【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【38歳 営業職】
【リアル給与明細】38歳、営業職の場合
プロフィール
38歳、男性
建設業の営業
▼現状
仕事内容は、営業、設計、監理など。
労働時間は月200時間、残業は16時間程度。
ボーナスは寸志(1万円)程度。
【相談内容】年々お給料が下がっていくのが不満です。普通の生活をしたいのでボーナスや昇給額を規定通り支払ってほしいと思っています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、年々下がっていくお給料に不満を感じているのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約409万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の営業職の平均年収は約518万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりも低い水準と言えそうです。
お給料が上がらないと感じたら?改善のためのステップ
質問者さんは、年々お給料が下がっていることに不満を感じており、規定通りのボーナスや昇給を期待しているのですね。
まず、お給与が下がった理由を確認することが大切です。
上司や人事部に相談し、自分の評価や昇給制度を明確にしましょう。
もし下がった原因が個人の評価ではなく会社の業績不振によるものであれば、昇給やボーナスは評価制度に関係なく難しくなります。
この状況を踏まえて、以下の2つの選択肢を検討してみてください。
①副業をする
会社の業績不振で昇給やボーナスが難しい場合、副業を通じて収入を補う方法があります。
単発のアルバイトや営業職のスキルを活かせる副業を考えてみましょう。
現職の収入に依存しすぎずに家計を安定させられます。
②転職を視野に入れる
業績が回復する見込みが薄い場合、転職も現実的です。
営業職のスキルは他社でも評価されやすいので、今のスキルや経験を活かして、より待遇の良い企業への転職を検討しましょう。
現職でのお給料アップが難しい場合は、早めに副業や転職を視野に入れて行動し、収入の安定を図ってみてくださいね。
まとめ
・お給料が下がった場合、その理由を確認しましょう。
・理由が個人の評価ではない場合は、副業や転職を検討してみてください。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。