「ディズニー女は無理」ってなんで!? マーケター男の独特すぎる“マチアプ”攻略法に仰天。顔出しNGは美形説も
【ぽっちゃり女、婚活市場に殴り込む】
マッチングアプリの達人に出会った
世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました。
恋愛的な大波乱やトラブルなく30代に突入。ふと「あれ?私このままだと結婚できなくね? 人生で一回くらいは体験したいんだけど」と気付き、慌てて重い腰を上げることに。その奮闘記を記録します。
【第1回目はこちら!】ぽっちゃり女、マチアプでの悲劇。緊張で「寄行」に走った結果、まさか自分が“モンスター”側になるとは…
30代突入とともに婚活街道に乗り込んだ世田谷乃たらこ。婚活界の王様「マッチングアプリ」に手を出したものの、男性をドン引きさせたり、致死量の自慢話を食らって意気消沈したりと、なかなか前途多難。だがこんなところでヘコたれるわけにはいかない。
ということで本日もマッチングアプリの戦いに出陣。今回はマッチングアプリの達人に出会ったので、男性も女性も必見の内容です。
写真詐欺だが、お互い様なのでOK
今回マッチングしたのは、都内でマーケティングに関する会社で勤務しているCさん。
初めて「アプリ上で見た顔写真と違いすぎるな~! 写真詐欺ってやつか!?」とは思いましたが、我も同じ罪状で裁かれる危険性もあったので、ここはお互い引き分けということにして飲み込みました。
Cさんが予約してくれた居酒屋でゴングは鳴った。3回目のアポ(※)ともなると自己紹介やアイドリングトークも慣れたものです。今までで一番よい滑り出しだったので定型文的な浅い会話から少し踏み込んでみようと思い、勢いに任せて「なんで私と会おうと思ってくださったんですか?」と聞いてみました。
するとCさん、「ディズニーランド好きじゃないから」と即答。ディ、ディズニー……?
※婚活用語でデートのことを指す。ビジネスで使用する「アポ」とはちょっとニュアンスが違う!
マーケター男が分析する「ディズニー好きな女」の傾向
確かに私はディズニーランドファンではない。ただ、行きさえすれば普通に楽しいと感じるし、「嫌い」ということは一切ありません。むしろ誘われると喜んでついていくレベルです。「ディズニーが苦手なんですか?」と聞いてみるとCさんは「そんなことない」と答えるので、ますます真意が不明に。
「じゃあなぜ『ディズニーが好きではない』ことがプラスになるんですか?」と追及してみると、Cさんは「統計上、僕はディズニーが好きな女性とは合わないから」と真剣な表情で教えてくれました。
話を聞いてみると、Cさんは今まで出会った女性とのデータを集めて分析し、今後のアポに活かす「トライ&エラー」を実行しているそう。マーケターっぽさ爆発!
「ディズニーというか、テーマパークが好きな女性はロマンチストすぎる傾向にある。ディズニー好きの女性は理想主義の人が多いので、現実主義の男性とは合わないんです」(あくまCさん談)。
考えたこともない切り口が面白く、データの真偽はともかく私はCさんの持論に釘付けに。ちなみに後ほど「世論はどうなのかな?」と調査してみると、「ディズニー好きの女性は離婚率が高い」と主張する弁護士のポストがバズっていました。同じような感覚の男性は意外と多いのかもしれません。
「そのトライ&エラーで得た知見をもっと知りたいです!」と食いつくと、Cさんは面白いマッチングアプリの裏技を教えてくれました。
顔が写真ない人は美形の可能性がある!?
Cさんは現在、顔写真を載せていない女性を重点的に狙っているそう。顔写真を載せてない女性は危ないと考えるのは、「それは素人ですね」とCさんは自慢げ。マッチングアプリのプロすぎる。
「アプリをやるからには『顔写真』はマスト。そこをあえて載せないのには理由があります。見た目に自信がないなら写真加工をするでしょう。それすらしないということは顔がバレると困るということです。
つまり、芸能人などが、素性を隠しながらも恋人探しをしている可能性が高い。つまりカワイイ女性と出会いたいなら、あえて『顔が見えない』女性と積極的にマッチすべき」(Cさん談)
Cさんはこの手法でモデル、女優、声優、地下アイドル、インフルエンサーなど、見た目が麗しい女性とのデートにこぎつけたそう。たまに 「顔で判断されたくない!」という意思が強い一般女性もいたそうですが、芸能人(とその卵)に当たる確率はかなり高いそうです。
顔出しNGが「芸能系」だった場合のデメリット
そこで思い出したのですが、私には女優の友人がおり、彼女も顔を隠してマッチングアプリでパートナーを探していました。
彼女が「業界の人とは付き合いたくない。一般の落ち着いた人と出会いたいが、なかなか出会う場がないからアプリをしている」と語っていたのが蘇ってきました。確かにありえない話ではないのかもしれません。
Cさんの話も考えてみれば理論上は非常に納得感のあるもの。私も見た目に自信はないですが、「顔写真は載せないでおこう」とは思えませんでした。顔写真を載せないことはマッチ率の低下にもつながるし、万が一マッチできたとしてもビジュアルのハードルを上げてしまうかもしれません。
そんな困難があるにも関わらず、顔が見えない写真を掲載する人は、やはり顔がバレるとどうしても困る背景があるのかもしれません。
ちなみにこの打法にはデメリットもあるそう。女優や地下アイドルなどと一度デート出来たのはいいものの、ライブや舞台に強引に誘われてしまい、結局付き合えないまま何度もイベントの動員だけに使われてしまうこともあるらしいです。
結局、データじゃなくて感情かよ!
マーケターらしく饒舌にプレゼンするCさんの話をききながら、私は「こんなにデータが取れるくらいアポを繰り返したってことは、逆にずっとデート失敗してるってことだよな~」と真理に気付いたりしていました。
とはいえ、非常に興味深い飲み会だったので、もっと色々聞きたいなと思い翌日に再連絡。「もう一度飲みに行きませんか?」と誘ったところ、「たらこさんと僕は合わないと思う」と一蹴。「これデータじゃなくて感情だろ!」と思いながら、そっとアプリを閉じました。
~本日の戦歴~
恋愛度 ☆
楽しさ度 ☆☆☆☆
偏見度 ☆☆☆☆☆
収穫:マッチングアプリに関する偏ったデータ
(世田谷乃たらこ)