上越市の儀明川沿い桜並木を夜桜スポットに 高田本町商店街がライトアップに向けクラファン呼び掛け
新潟県上越市の高田本町商店街西側を流れる儀明川沿いに咲く「コヒガンザクラ」をライトアップして新たな夜桜スポットを目指そうと、高田本町商店街がクラウドファンディング(CF)を開始した。目標金額は150万円。2025年2月15日まで。
《画像:ライトアップのため協力を呼び掛けている儀明川沿いのコヒガンザクラ(2024年4月撮影)》
高田城址公園で今年春に開催される観桜会が100回目を迎えることを記念し、街全体を盛り上げようとCFに乗り出した。主体は商店街の店主やスタッフ、有志が集まり、四季に応じた商店街イベント事業運営に携わる「本町345広報販促委員会」(大嶋賢一委員長)。
儀明川沿いのコヒガンザクラは高田ロータリークラブが1999年から2010年に植樹したもので、現在は本町4のイレブンプラザ裏側から同川に沿い、本町5のあすとぴあ高田までの約450mにわたって33本が植えられている。例年、同公園のソメイヨシノに比べて1週間ほど早く開花し、天候の良い日中は川沿いをのんびりと散策する人たちも多く見られる、隠れた花見スポットとなっている。
《画像:ソメイヨシノよりも開花が約1週間早い(2022年4月撮影)》
一方で、川沿いにはほとんど街灯はなく、「せっかくの夜桜を楽しむことができない」との声も多く、同委員会は「夜桜をライトアップして美しく演出することで、多くの方々に訪れていただきたい」と願う。ライトアップ費用はLEDをはじめ、ケーブル、工事費用などで約118万円、返礼品に約32万円を試算した。
《画像:プロジェクトの専用ページ(1月17日現在)》
寄付は3000円から20万円までを受け付ける。1月17日現在、支援者22人から目標額の約30%を超える50万7500円が集まっている。返礼品は記念ポストカードなどさまざまで、商店街の老舗写真館のフォトグラファーによる桜並木と支援者の撮影、テラス席を貸し切った花見会(ケータリングと地酒付き)なども用意する。3月末にはライトアップ点灯式も実施予定だ。
《画像:CFの協力を呼び掛けるスタッフ》
大嶋委員長は「高田城址公園の桜とともにコヒガンザクラ並木をライトアップすることで、地元のみならず、上越に訪れた皆様に楽しんでいただきたい。高田城址公園から本町、仲町を回遊することもできる。ご支援、ご協力をぜひお願いしたい」と広く協力を呼び掛けている。
問い合わせは事務局の本町5丁目商店街振興組合内025‐524‐4761( tel:025‐524‐4761 )(平日午前9時〜午後4時)。
川面に映える桜をライトアップ!! ~新たな高田の夜桜スポットで街を盛り上げたい~( https://camp-fire.jp/projects/816316/view )