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【葵区・静旬市場】無休無人の野菜直売所 旬の野菜がリーズナブルに購入できる!

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野菜の価格が高騰している昨今、農家直送の新鮮野菜を手頃な値段で購入できる無人の野菜直売所が静岡市葵区にできました。無人の野菜直売所「静旬市場(せいしゅんいちば)」をご紹介します。

営業職から農家へ転身 1月開店の野菜直売所

ベジプロモーション・辻田敬介さん・渡辺尚子さん

2025年1月13日、静岡市葵区駒形通6丁目にオープンした、無人の野菜直売所「静旬市場」。

静旬市場を運営するベジプロモーション代表の辻田敬介さんは、営業職から農家へ転身。自らの野菜だけでなく、販路を作りたいという若手農家の課題解決の為、静旬市場を立ち上げました。

農家が農業へ専念できる環境づくりに努めています。

無人の野菜直売所 その店内は?

売り場に並ぶ静岡県産の野菜・果物は15〜20種ほど。契約農家が直接納品に来るので、新鮮な野菜・果物がそろっています。

シイタケは朝の納品ですが、多くの野菜は農家がひと仕事終えた午後3時〜5時くらいに納品されるそう。そのため、夕方くらいに来店すると、品ぞろえが充実している可能性が高いです。

支払いは壁に設置されている投入口に現金を入れるか、PayPayで行うことができます。

野菜の価格は、なるべくキリの良い50円単位になっているそうですが、おつりが出ないので、現金で購入する方は小銭を用意しておくと便利です。

人気の野菜と旬の野菜

静旬市場で売れ筋の野菜は、葉ネギ、シイタケ、トマトなど。

取材中も近所に住む常連さんが来店し「シイタケは、おからやひじきと一緒に煮るといいわよ。おみそ汁に入れてもおいしいし、何にでも使える。葉ショウガは酢漬けにして、お酒のおつまみにするの」と、野菜のおいしい食べ方を教えてくれました。

5月に入りこれからの季節は葉ショウガ、ソラマメ、エダマメ、スナップエンドウなどの豆類、トウモロコシなどが旬を迎えるそう。

店内はエアコンが効いているので、暑い季節でも野菜が傷むことなく、新鮮な状態を保っています。

静旬市場の野菜で「肉巻き葉ショウガ」作ってみた

スタッフの渡辺○○さんに、静旬市場の野菜を使ったおすすめレシピを教えてもらい「肉巻き葉ショウガ」作ってみました。

葉ショウガは根元の白い部分だけ食べられるので、軽く片栗粉を振った豚肉スライスを根元部分に巻いて焼くだけ。

焼いた後のフライパンに酒、しょうゆ、砂糖を入れて煮詰めたタレをかけてみました。

その他のサツマイモ、ヤングコーン、ビーツ、ミニトマトも全て静旬市場で購入したもの。千切りキャベツのように見えるのは、ホイルで包んで蒸し焼きにしたヤングコーンのヒゲです。

葉ショウガは瑞々しくて柔らかく、爽やかな辛味が豚肉とよく合います。

その他の野菜もシンプルに蒸し焼きにしただけですが、味がしっかりあってとてもおいしい!

地元のおいしい野菜が、手頃な価格で購入できる静旬市場は、とってもありがたい存在ですね。

「静岡を野菜の街に」

代表の辻田さんは、静旬市場とは別に「しずおかもったいないプロジェクト」も展開中。

規格に合わず破棄されてしまう野菜や果物を有効活用すべく、地元の事業所や学校とコラボし、フードロス削減プロジェクトを実践しています。

静旬市場でも、規格外の野菜・果物を販売しており、サイズがバラバラですが、通常の2パック分くらいあるイチゴが500円という破格で販売されていてビックリ!

パックに山盛り500円 規格外のイチゴ

ベジプロモーション・辻田さん:
規格とか関係なく、畑から届くお野菜を100%消費者に届けたい。もうお野菜を無駄にしたくない

そんな思いで規格外野菜でお弁当を作ったり、学校給食に活用したり、マルシェを開催したり。フードロス0を目指して活動しています。

ベジプロモーション・辻田さん:
静岡はイチゴ、ミカン、お茶など、名産品が多い一方、農家の数がどんどん減っています。このままだと衰退する一方なので、なんとか農家の数を増やしたい

静旬市場のようなお店をたくさん作り、野菜の販路が増えれば、若い世代が育ってくれるはず。「静岡を農業で独立できる街にしたい。野菜の街にしたい」と語る辻田さん。

静旬市場は2026年の夏には、2店舗目のオープンを予定しています。

■店名 静旬市場(せいしゅんいちば)
■住所 静岡市葵区駒形通6丁目8-17
■営業時間 月~土7:00〜18:00 日10:00〜18:00
■定休 年中無休

取材/よれちゃん

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