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横浜隼人高校3年生 交通情報サイトを開設 生徒らのバス利用便利に

タウンニュース

左から北村さん、角田さん、三塚さん、山下さん、讓原教諭

横浜隼人高校=瀬谷区阿久和南=の3年生の山下悠翔(はると)さん、三塚耀(あきら)さん、角田圭一郎さん、北村実玖さんが12月、同校の最寄りバス停の発着時間などをまとめた生徒や教職員、学校利用者限定の「バス・鉄道運行状況表示サイト」を独自に開発・リリースした。

サイトには二俣川駅、希望ヶ丘駅、三ツ境駅、戸塚駅に向かう各バスの発車時刻や遅延状況が記載されている。また、到着までの時間に合わせ、「歩いても間に合います」、「走ったら間に合います」など校舎からバス停に向かった際の目安も表示。さらに、6社10路線の鉄道運行状況も閲覧でき、同校関係者にとって大きな助けとなっているという。

他校の事例参考に

同校では、多くの生徒たちが公共交通機関を利用しているが、最寄りバス停の発着時間をまとめたサイトがなかった。

そんな中、特別選抜コースに所属する北村さんは大阪電気通信大学の学生たちが電車の運行情報掲示板を作成したことを知り、クラスメイトで独自にプログラミングを学んでいた山下さんに運行状況サイトの作成を提案。話を受けた山下さんは同じくプログラミングを得意とする三塚さんや、別クラスの角田さんにも声がけ。開発リーダーとして、10月後半からサイトの開発に着手した。

「サイト作成は初めての経験でした」と話す山下さん。ウェブページを作るための専用言語「HTML」を学び、元となるシステムを2人と協力して2週間で組み上げ。11月にはページを作成したという。北村さんも広報担当としてチラシを配布するなど、サイトを多くの人に知ってもらおうと尽力した。

山下さん、三塚さん、角田さん、北村さんはそれぞれ「人の役に立つことが好きなので達成感がある」、「生徒がサイトを使っているのを見ると嬉しい」、「サイトを作るのは初めてだったがうまくいった」、「友人たちの助けになれて良かった」と口々に語った。

特別選抜コース主任の讓原和教諭は、「勉強と並行してサイトも作った生徒は初めてです」と驚嘆。これまでも勉強やテストの際にはクラスメイトに率先して呼びかけ、良い影響を与えてきたとして、「これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

バスや鉄道の運行状況など、さまざまな情報が記載されたサイト

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