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静岡市清水区の草薙エリアで、地元の人に教えてもらった隠れた名店「ミヤマパン」。絶品の食パンと出会いました。モチモチの食感と程よい甘みに、思わず笑みがこぼれます。

いつも通る道でも1本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は静岡市を横断する主要道路「南幹線」を草薙駅から清水方面へむかってお散歩します。

地元民おすすめの隠れた名店

南幹線沿いを歩きながら、裏スポットを探していました。しかし南幹線は車の通りは多いものの、歩いている人はあまりいません。

しばらく歩いてようやく出会えたのは、高尾さん親子。

良い情報を知らないか尋ねると、「ミヤマパン」というパン店があると教えてくれました。

静岡鉄道の草薙駅からすぐの場所、線路沿いにあるというので、早速向かうことにしました。

店に近づくと、ふわっとパンの香りが漂ってきます。

切り株の上にどんぐりを持ったリスがちょこんと乗っている、かわいい看板が目に入りました。

どんなパンがあるのでしょう。期待が高まります。

クルミとドライフルーツがこだわり

店内に入ると、おいしそうなパンが所狭しと並んでいます。

店長の大橋新さんにミヤマパンのこだわりを聞きました。

ミヤマパン・大橋新店長：
クルミなどの木の実、ドライフルーツをメインに使ったパンがこだわりです

なるほど、お店の看板のリスが持った木の実に、こだわりが現れていたんですね。

特に人気なのは食パンと「胡桃あんチーズ(340円)」です。

胡桃あんチーズは、くるみ入りの生地に粒あんとクリームチーズが入った人気商品。

残念ながら、取材時にはすでに売り切れていました。人気の証ですね。

お目当ての方は早めの来店がおすすめです。

もっちり食感の絶品食パン

今回は一番人気だという「ミニ食パン(半斤)(245円)」を食べてみることにしました。

切り分けられた食パンを手に取ると、プルプルとおいしそうに揺れ、ずっしりと重みを感じます。

一口かじるとビックリ。しっとりした味わいですが、もっちりとした弾力もあります。

こんな食感の食パンは、なかなかお目にかかれません。

マーガリンやジャムを塗らなくても、そのままでも十分おいしい。パンの甘みと香りだけで十分満足できます。

老舗「モンパルナス」の技が光る

実はミヤマパンは、静岡市葵区の城北公園近くにある老舗ベーカリー「モンパルナス」の姉妹店です。

草薙に出店する際、モンパルナスの前身「ミヤマパン」を店名としたそうです。

長年培われてきた確かな製法があるからこそ、このモチモチで甘みのある食パンが生まれるのでしょう。

歴史に裏打ちされた技術が、一つ一つのパンに息づいているのを感じました。きっと、あなたも“とりこ”になるはずです。

■店名　ミヤマパン
■住所　静岡市清水区草薙1丁目13-19
■営業時間　9：00〜18：00
■定休　日・月
■問合せ　054-340-5800