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鈴木エイト「旧統一教会の取材は渋谷で偽装勧誘を辞めさせたのがきっかけ」

文化放送

安倍元総理の銃撃事件をきっかけに高額献金や霊感商法などの被害の声が相次いだ旧統一教会。3月25日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、2002年から22年以上旧統一教会を追い続けているジャーナリストの鈴木エイトに取材を始めたきっかけなどを聞いた。

エイト「2002年、渋谷の駅前で統一教会の偽装勧誘をやっていたんですね。ちょうど前日にテレビで統一教会のことをやっていて『これ、きのう見たあの光景そのままだ』と思って、後先考えずに割って入って辞めさせたのがきっかけです。その時、気になって周りを見てみたら、その当時の渋谷は20~30組そういう形で偽装勧誘をしている統一教会関係者がいっぱいいたんです。片っ端から割って入って辞めさせました」

小島慶子「何で辞めさせようと咄嗟に思ったんですが?」

エイト「自分の感覚としては目の前に川で溺れている子どもがいたので何も考えずに助けに行ったみたいな感覚なんですね。もし恨まれたらどうしようとかは一切考えず、止めなきゃっていけないっていうことだけで始めたんです。だんだん勧誘している信者の人たちも元々はこういう形で騙されて勧誘されて信者になった被害者なんだって気付いて、そこからカルト問題の複雑さに興味を持って調べるようになりました」

大竹「それから22年、教団から圧力を受けているわけですよね?」

エイト「毎回尾行されたり、個人情報を探られてネットに晒されたり色んな事がありました。現場の信者からは勧誘を阻止するので恨まれたりしたんですけど、だんだんコミュニケーションをとれるようになってきて、中には僕のジャーナリストとしての姿勢をちゃんとわかってくれる信者も増えてきて交流も生まれたんです」

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