秦野商工会議所の新会頭に石井時明氏、副会頭4人も決まる
秦野商工会議所は10月28日、臨時議員総会を開催し、任期満了に伴う役員の改選を実施。新会頭に全会一致で石井時明氏(富士見斎場(株)代表取締役会長)が選任された。また、副会頭4人も決まるなど、秦野の経済をけん引する新体制が固まった。
臨時議員総会では、任期満了に伴い、新たに会頭・副会頭ら役員を選任。新会頭に石井氏、副会頭に北村圭一氏(中栄信用金庫理事長)、太田光昭氏(トーカイ工業(株)取締役会長)、藤野歳記氏((株)藤野製作所代表取締役会長)、内藤房薫氏(Naito事務所社会保険労務士法人代表社員)が選任された。
あいさつに立った石井氏は「伝統ある商工会議所の会頭に就任させていただきました。私は秦野で生まれて68年。葬儀社を53年させていただいております。地元で育てていただいた恩返しを、どこかでしたいと考えていました。ぜひ、皆さんと一緒に秦野の商工業の発展ために活動していきたい」と思いを語った。
会頭の任期は2024年10月30日から3年間となる。
父の思い引継ぎ半世紀
石井氏は1956年、千村の生まれ。西小学校、西中学校を卒業後、小田原高校に進学した。高校在学中の17歳の時、父・昭三氏が他界したことで、父が71年に開業した「さがみ葬儀社」を高校に通いながら引き継いだ。93年には富士見斎場(株)を設立。当時県西部最大級のセレモニーホールをオープンするなど、半世紀以上、『人生の終焉』に寄り添ってきた。
また、全国の葬祭業社で組織される、全日本葬祭業協同組合会長や神奈川県葬祭業協同組合理事長のほか、秦野市ゴルフ協会会長も務めている。