【特別な材料・調味料一切なし】チーズ2種のたけのこガレット
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、フレンチレストラン「アムール」総料理長の後藤祐輔さんです。
後藤:僕が若い頃から学んできたフランス料理は、ハレの日の素晴らしいシーンを演出する一流のテーブルであるのはもちろんですが、その基本的な手法や食材の活かし方は、郷土に根ざした家庭料理にあります。
そんなさまざまな経験を経て得た知識、技を生かし、皆さんがおうちで手軽にできる「ふだん着フレンチ レシピ」をご紹介してくださいました。
いちごとトマトと梅干しのさっぱり冷製スープ
後藤:同じ色の野菜や果物は相性がいいです。このレシピは赤の食材を使います。果実としてのいちごの、野菜としてのトマトの甘みに、梅干しの酸っぱさがキリッとアクセントに。
【材料と作り方】
2~3人分の材料です。
・いちご、トマト...150グラムずつ
・梅肉(塩分10% のもの)...25g
・はちみつ...小さじ1
・ミント...適量
作り方は・・・
1:トマトは一口大にきり、いちごはへたを白い部分ごとくりぬくようにとり除く梅肉はちぎる。はちみつとともにミキサーに入れ、かくはんする。
2:目の細かいざるをボウルに重ねてを流し入れこす。
冷蔵室でよく冷やしたらとり出し、器に盛ってミントをのせる。
レシピのポイント
口当たりをトマトもいちごもへた周辺のかたい部分 はとり除くようにしましょう。
チーズ2種のたけのこガレット
後藤:フランスの焼き料理では欠かせないガレット。ベーシックなものはじゃがいもで作りますが、よりかるくいただけるたけのこで。そのぶんチーズを2種類入れても、ほどよいコクと香ばしさが感じられます。じゃがいもは火が通ってないなどの失敗がありますが、たけのこの水煮ならすでに火が通っているので失敗しづらいんです。
【材料と作り方】
できあがりが直径20cm×1枚分の材料です。
・たけのこの水煮...250g
・クリームチーズ...36g
ガレットの生地として、
・塩...2g
・ピザ用チーズ...70g
・かたくり粉...大さじ2
・オリーブオイル...大さじ2
・オリーブオイル...大さじ1
・あらびき黒こしょう...少々
作り方は・・・
1:たけのこを切る たけのこは細切りにし、ボウルに入れる。
2:チーズと合わせる生地の材料を順に加えてよくまぜる。クリームチーズを加えてさっくりまぜる。
3:直径20cmのフライパンにオリーブオイルを引き、を広げ入れる。円形にならし、こんがりと焼き色がつくまで焼く。焼き色がついたら返し、同様に焼く。器に盛り、こしょうを振る。
レシピのポイント
ピザ用チーズで香ばしさとコクを、クリームチーズが全体のクリーミーさを引き出します。
新ピーマンの 肉詰め
後藤:フランスでは「ファルシ」という野菜に詰め物をして焼く料理が定番。ひき肉を使うことが多いですが、僕の肉詰めはこまぎれ肉でよりボリュームと肉肉しさを出します。ピーマンを輪切りにして焼くことで焼きむらもない仕上がりに。
【材料と作り方】
2人分の材料です。
・ピーマン...5個
・豚こまぎれ肉...200g
・オリーブオイル...大さじ1
豚肉の調味料として
・かたくり粉...大さじ1
・マヨネーズ、ウスターソース・・・大さじ1ずつ
・塩、こしょう・・・少々
ソースの材料として
・トマトケチャップ、ウスターソース・・・大さじ2ずつ
・水...大さじ5
作り方は・・・
1:ピーマンはへたと種をとり除き、内側にかたくり粉適量をまぶす。
2:豚肉は大きければ切ってボウルに入れ、調味料を加えてあえる。ピーマンに肉を詰めて横半分に切る。
3:フライパンにオリーブオイルをひき、ピーマンを入れてこんがりとするまで両面を焼く。ソースの材料を加え全体にからめてふたをし、4~5分弱めの中火で蒸し焼きする
レシピのポイント
マヨネーズは油分とコクを出すのにひと役 。肉をよりジューシーにしてくれます
後藤祐輔さん
・1979年、東京都出身。
・料理人である父の背中を見て育ち、料理人の道へ。
・辻調理師専門学校の東京校とフランス校で学び、卒業後はフランスの老舗店で修業すると、
・帰国後、西麻布「エキュレ」では初代料理長を務められます。
・2012年、西麻布にフレンチレストランAmour(アムール)をオープン。
・その後、恵比寿に移転すると、「ミシュランガイド東京 2013」にて
一つ星を獲得し、以後7年連続で一つ星を獲得されています。
・番組初登場です!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)