(公社)茅ヶ崎青年会議所 新理事長に聞く 「勇往邁進で変革進める」
20〜40歳の青年経済人がまちづくりに取り組んでいる茅ヶ崎青年会議所(JC)。1月1日付で新しい理事長に就任した金子遥さんに、今年の取り組みについて聞いた。
――1年間の活動テーマを教えてください。
「『勇往邁進』としました。何があっても決めた目標に向かってまっすぐに進んでいく、そんな決意を込めました」
――具体的な取り組みを教えてください。
「まずは会員の拡大が『一丁目一番地』です。当会も近年は会員が減少傾向にあります。かつてJCは、家族や仕事よりも活動を優先するような雰囲気があり、そうしたイメージから入会を敬遠する人も多くいます。家族や職場の理解があってこその活動ですので、時代に合わせた組織の変化が必要だと考えています」
――どのように変えていきますか。
「まずは昨年のうちに1年間のスケジュールを出しました。別のメンバーへの仕事の引き継ぎなどをしてもらえれば、お子さんの行事や家族旅行を優先しても構いませんし、私自身もそうします。補い合い、カバーしあえる関係であればこそ、いざというときに力を発揮できると思います。また研修委員会の予算も増やしました。これまで、会員拡大のための研修事業を企画しても、参加者は知り合いばかりということもありました。団体の外に向けて魅力を知ってもらえるような事業にしていきたいと考えています」
リーダーとして経験を積める場
――改めてJC活動の魅力を教えてください。
「所属するメンバーはほとんどが企業の経営者ですので、組織のリーダーとしてどのように振る舞うべきか、その経験を積めることだと思います。私自身、研修委員会の委員長としてあるイベントを企画した際、団体の内外との交渉などたくさんの経験を積み、どうすれば人を動かすことができるかを学ぶことができました。JCでできれば、仕事の上でできないことはなくなると思います。多くの仲間ができ、卒業した時、その人に多くのことが残っている団体にしていきます」