むくみケアにはカリウムが豊富なきのこで塩分を身体から排出しよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、アットホーム表参道クリニック副院長の宮尾益理子先生に「腸ケア」というテーマで話を伺った。
むくみとは、体内に余分な水分が過剰にたまって、腫れや張りを感じる状態のこと。医学的には「浮腫」とも呼ばれ、主に手足や顔などに起こることが多いそう。
長時間の立ち仕事や座り仕事、運動不足、姿勢の悪さ、塩分の摂りすぎなどが原因となる「むくみ」のほか、心不全、腎不全、肝臓病、甲状腺機能低下症などの病気が原因となる「むくみ」もある。
また、男性よりも女性の方がむくみに悩まされている人は多い。男性に比べて筋肉量が少ないことや、血液を押し出す力が弱い低血圧が多いことに加え女性ホルモンの影響もあるという。
むくみの具体的な症状としては、足の場合はだるくなる、足の痛み、皮膚の痒み、色素沈着による黒ずみなど多岐にわたる。むくみが長期化すると、皮膚自体が硬くなりむくみがなかなか改善できない状態になるようだ。
では、むくみの対策にはどんなことが必要なのか。
邦丸「有効な対策ありますか?」
長﨑「座りしごとが多かったり、運動量が低下している方も多いかと思いますので、やはり先ほど言いましたように足にたまった水分を、ふくらはぎを動かす、歩くことによって血液をくみ上げて余分な水分はおしっことして出すみたいな循環させるということも必要かなと思います。あと寝てる時に足を少し5cmぐらいあげるとか、そういうことによって重力によって下がった血液が戻ってくる。そういう作用を利用したり、あとアキレス腱自体が硬いとふくらはぎも十分に動きませんので、アキレス腱のストレッチも有効かなと思います」
邦丸「食事とか、あるいは栄養はどんなものを摂ると良いですか?
長﨑「そうですね。やっぱり基本的に水分がたまる原因は、塩分。ナトリウムが身体にたまると水分をため込もうとする作用が進んでしまいますので、そのナトリウムを出すという意味でカリウムを多く含む食事を食べるというのがおすすめされます。あとは腸内環境ですかね。やはり便秘症の方は、むくみやすくなりますので、そういった便秘を促進しないように排便を促すような性質の多いものを食べるというのも重要かなと。カリウムがよく入っていて、繊維質が多いとなるときのこ類もいいのかなと思います。きのこなど、旨味成分の豊富な食材を普段の料理に取り入れることで減塩を意識したりとか水分を適度にとることで、腸内環境を改善するのも大事かと思います」