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浅草のおすすめ食べ歩きグルメ15店。絶品抹茶スイーツから新感覚の天ぷら、国産うなぎの絶品焼おにぎりまで

さんたつ

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新旧さまざまな店が立ち並び、幅広いジャンルの食べ歩きグルメを一挙に楽しめる浅草。日本を代表する観光地だけあってもちろん激戦区だ。店頭で楽しめるできたての人形焼きやきびだんごから、食べるのをためらうくらいにかわいい進化系団子、絶品抹茶スイーツまで、思わずはしごしたくなる食べ歩きグルメを一気に紹介!

浅草メンチ

圧縮プレスした天ぷらが話題!休日には大行列ができる『浅草製作所』

高温でプレスすることできれいなチップスが完成する。

一見、雑貨店のような天ぷらチップス専門店。天ぷらチップスとは、熱した鉄板の上に天ぷらをのせて圧縮プレスするという斬新なアイデア。かぼちゃ天300円、えび天600円、かき揚げ天500円。約2分圧縮プレスをすると、大きさは倍ほどになり、薄いチップス状になっているが、原型をとどめているので何の天ぷらかよくわかる。えび天のチップスは、味がついていないのでえび天そのままの風味だが、食感はパリッと歯ごたえがある。塩、抹茶塩、わさび塩、激辛デビルの4種類があるので、味のバリーエーションを変えて楽しむことができる。豆大福をチップスにした大福600円もおすすめ。

手の平サイズにのっていた大福が3倍にまで広がる新食感スイーツだ。
店頭には巨大えび天チップスと枡の飾りがある。

『浅草製作所』店舗詳細

浅草製作所(あさくさせいさくじょ)
住所:東京都台東区浅草2-7-13/営業時間:11:00~16:00/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩10分

宇治抹茶を贅沢に使った抹茶クレープは整理券がでるほど人気『寿清庵(ことぶきせいあん)』

甘み、酸味、苦みの調和が見事で、最後まで飽きずに食べられる。

『浅草花やしき』入り口近くにある抹茶クレープの専門店。抹茶は店主の出身地・京都にある宇治抹茶の老舗問屋から仕入れる。葉を石臼で挽くので、香り、色、口当たりもよい。この抹茶を練り込んで焼いた生地は抹茶本来のきれいな色だ。抹茶クレープは常時4種類。八坂950円はホイップクリームと抹茶クリーム、丹波産黒豆、さらに抹茶ソースをかけたティラミス、マスカルポーネチーズクリーム、抹茶パウダーをふりかけて完成となる。チーズのやわらかな酸味と抹茶のほろ苦さが調和し、自家製レモンジャムも効いて、後味は意外にもさっぱり。ティラミスや黒豆など、変化に富んだ食感も楽しめる。

茶道にも使われる最上質の抹茶を使用。
『浅草花やしき』を目印に行けば、花やしき通りの路地裏にある。

寿清庵(ことぶきせいあん)
住所:東京都台東区浅草2-7-21/営業時間:11:00〜17:30(冬季は~17:00)※売り切れ次第終了/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩10分

『寿清庵』店舗詳細

京都府産石臼挽きの抹茶スイーツが人気『お濃茶スイーツ専門店 雷一茶 お抹茶体験店』

アイスには、石臼挽き一番茶葉を2.5~3.5%と贅沢に使っている。

浅草寺の五重塔近く、奥山おまいりまちの奥山門入り口に店はある。この店の自慢は、京都府産石臼挽き一番茶のみを使用していること。「良質な抹茶は苦くない」がコンセプトで、その味わいは格別だ。お濃茶わらびジェラート950円はまずパンダ型の最中の皮が目を引く。抹茶アイスは苦みがなくコクのある旨味が広がり、食べるほどに抹茶本来のおいしさが伝わる。最中の皮に付けたり、トッピングのサクサクなおこしと食べたりしよう。ほんのりとした甘さがあるぷるんぷるんのわらび餅もおいしい。抹茶クリームがたっぷり詰まったお濃茶シュークリーム530円も人気。

濃厚でクリーミーな抹茶クリームが口の中に広がり、抹茶の旨味としっとりとしたシュー生地との調和もよい。
浅草に3店舗を展開し、この店は浅草寺の五重塔近くにある。

『お濃茶スイーツ専門店 雷一茶 お抹茶体験店』店舗詳細

お濃茶スイーツ専門店 雷一茶 お抹茶体験店(おこいちゃすいーつせんもんてん かみなりいっさ おまっちゃたいけんてん)
住所:東京都台東区浅草2-7-3/営業時間:10:00~18:00(月は~17:00)/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩7分

揚げパンとこだわりソフトクリームのチュロパフェを『ice Tokyo』

チュロパフェのソフトクリームはちょっと丸みのある形。チュロスはサクッとした食感で甘さしっかり。

新仲見世通りにあり、ビビットなピンク色の外壁にソフトクリームの看板がひと際目立つ。チェロスにヒントを得た、円形の揚げパンをトッピングしたチュロパフェ920円が看板。ソフトクリームは、バターを贅沢に使用したものと、北海道産ミルクを原料としたものを時期に合わせて使い分けている。普段はバニラソフトクリームだが、取材時は売り切れということで特別に抹茶ソフトクリームで。揚げパンはチョコや粉砂糖でコーティングされて濃厚な甘さあり、歯ごたえもいい。揚げパンやトッピングのクッキーの甘さをソフトクリームの冷たさが緩和してくれ、あっという間に食べられる。

濃厚バターを練り込んだクロワッサンをワッフルプレートで焼いたクロッフル620円。
アイスクリームは、イタリアのマシーンメーカー・カルピジャーニ社のものを使っている。

『ice Tokyo』店舗詳細

ice Tokyo(アイストウキョウ)
住所:東京都台東区浅草1-32-2/営業時間:10:00〜18:30/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

ほのかに甘いカステラと酸味のあるイチゴのハーモニー!『菊水堂』

おみじくじは吉がでるか、凶がでるかドキドキ。

雷門をくぐり徒歩1分ほどの場所にあるイチゴの飾りが目印。店頭にはあげまんじゅうやイチゴ大福など、食べ歩きや手みやげにも最適なスイーツが並ぶ。なかでも人気は「いちごカステラ串 恋みくじ付き」1本500円で、多いときでは1日1200本ほど売れたという。恋みくじがついているため、好きな串を選ぶことができる。一口サイズのハート型のカステラはかわいらしい。カステラは近くにある姉妹店の『ice Tokyo』で作られていて、しっとりした食感のやさしい甘さが特徴。イチゴはジューシーで、甘さと酸味が交互に感じられクセになる。恋みくじの確認も忘れずに。

あげまんじゅう1個130円は4種類の味を用意する。
新仲見世通りと交差する角に店を構える。

『菊水堂』店舗詳細

菊水堂(きくすいどう)
住所:東京都台東区浅草1-30-1 仲見世通り/営業時間:9:30~18:00/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

食べ歩きグルメの新定番!国産うなぎの絶品焼きおにぎり『浅草うなな』

国産鰻焼おにぎり。「腹」と「尻尾」ではそれぞれ違った味わいを楽しむことができる。

浅草といえばうなぎの老舗が多いことでも有名だが、おいしいうなぎを食べたいと思っても、なかなか高根の花というのもまた事実。そんな中、期待の星となるうなぎ店が『浅草うなな』だ。これまでありそうでなかった、うなぎの食べ歩きグルメが密かな人気。国産鰻焼おにぎり500円の上には、身の締まった国産うなぎがどーんとのっている。その見た目とワンコインで買える手軽さが、おなかも心も満たしてくれる。なんといっても、タレがたっぷりと染み込んだ焼きおにぎりとうなぎのコラボがたまらない。この他に、肝串もレバーの独特の味と香りが楽しめ、ファンの多い人気メニューだ。

肝串450円。思わずビールが欲しくなる一品だ。
うなぎの看板を目印に店を探してみて。

『浅草うなな』店舗詳細

浅草うなな
住所:東京都台東区浅草2-7-21/営業時間:11:30~18:00/定休日:平日(祝日を除く)/アクセス:つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分

売り切れ続出!行列のできるメロンパン店『アルテリア・ベーカリー浅草店』

店頭で受け取ったメロンパンプレーン250円は、まだ出来たてのほかほかだった。

全国各地でフランチャイズ展開するメロンパン専門店『アルテリア・ベーカリー』。そのウリは「冷めても次の日でもおいしいメロンパン」だ。『アルテリア・ベーカリー』のメロンパンは、つくり始めから生地の発酵までが約2時間。その後、オーブンで焼き上がるのに12分かかる。浅草店の店先には、焼きたてのメロンパンを買おうという人で朝早くから行列ができる。メロンパンは次々と焼き上がるが、ときにはそれが追いつかないこともあるほどだ。メロンパンプレーンのほか、ホイップメロンパン、メロンパンラスクなどがある。一口食べるとカリッとした食感だが、中はふんわりと甘すぎないやさしい味のメロンパンだ。

店頭にある特大メロンパンの看板がひときわ目を引く。

『アルテリア・ベーカリー浅草店』店舗詳細

アルテリア・ベーカリー浅草店
住所:東京都台東区浅草1-31-1/営業時間:10:00~18:00 (なくなり次第終了)/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

浅草でお芋スイーツの食べ歩きといえばここ!『舟和仲見世3号店』

圧倒的人気を誇る芋バターどら焼き。食べやすいようワンハンドタイプに改良されている。

創業120年超の歴史を誇る浅草『舟和』。日本の名菓として長く愛されてきた「舟和の芋ようかん」はあまりにも有名だ。『舟和仲見世3号店』は、そんな人気の芋ようかんなどをアレンジしたお芋スイーツの実演販売店だ。おすすめメニューが数ある中で特に不動の人気を誇るのが、芋バターどら焼き380円と芋ようかんソフトクリーム400円だという。芋バターどら焼きにはたっぷりの芋あんが挟んであり、バターの程よい塩気とあんのやさしい甘さのコラボがたまらない。一方の芋ようかんソフトクリームも、お芋のおいしさをそのまま味わうことができる一品だ。他にも『舟和』ならではのオリジナル商品が目白押しなので、どれにしようか迷ってしまうかも!

モダンな雰囲気の店の外観。

『舟和仲見世3号店』店舗詳細

舟和 仲見世3号店
住所:東京都台東区浅草1-20-1/営業時間:10:00~18:00(土・日・祝は~19:00)/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩3分

焼きたての炭火手焼せんべいを味わうなら『壱番屋』

せんべいは焼き手によって、焼き加減やひっくり返し方にそれぞれ個性があるのだとか。

『壱番屋』は浅草で明治17年(1884)から続く店。創業以来、時代の流れに合わせながら何度も商売の中身を変え、現在はせんべい店を営む。週末になると、店頭では炭火で醤油せんべいを一枚一枚焼く姿が見られる。店先に漂う香ばしい香りが、食欲を刺激してくる。次々とせんべいを裏返してゆく職人の見事な手さばきは、ずっと見ていても飽きないだろう。焼き上がったせんべいは、上からぶら下げられた竹ざるの中でしばらく乾燥させ、しけないように茶箱に入れて落ち着かせたあと、袋詰めにして店内に並べられる。もちろん焼きたてをその場で楽しむことも。炭火手焼せんべい50円は、ひと口ひと口噛み締めたくなるホッとする味わいだ。

焼きたての炭火手焼せんべいは、醤油の香ばしさを楽しめる懐かしい味。

『壱番屋』店舗詳細

壱番屋(いちばんや)
住所:東京都台東区浅草1-31-1/営業時間:9:00~18:00(土・日・祝は~19:00)/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

かわいいビジュアルが圧倒的人気の進化系団子『浅草そらつき』

ショーケースの中の色とりどりの団子は、一見するとケーキのようだ。

インスタグラムでその人気に火がついたのは、『浅草そらつき』の進化系団子。これまでの地味な団子のイメージを見事に覆してくれる。カラフルな団子の上にいちごが載っていて、ついつい写真を撮らずにはいられないかわいさだ。人気なのはその見た目だけではない。どの団子も400円と分かりやすい上、種類も豊富なのでどれにしようかとつい迷ってしまう。「団子は全部で10種類あり、そのうちのひとつは日替わりです。毎日その日の作り手が考えて作っているんですよ。」と店長の山田さん。あんは9種類あり、マンゴーあんなど他ではなかなかお目にかかれないフレーバーも多い。いちご四色団子は、4種類のあんがそれぞれ何味なのか考えながら食べるのも楽しい。

いちご四色団子400円はそれぞれ違ったあんの味を楽しむことができる。

『浅草そらつき』店舗詳細

浅草そらつき
住所:東京都台東区浅草1-36-4/営業時間:9:00~18:00/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

本当の焼きたてにこだわる人形焼の店『三鳩堂』

店内にある人形焼を焼く機械。いつでも焼きたての味をお客さんに提供したい、という思いの表れだ。

仲見世通り沿いにある『三鳩堂』は焼きたての人形焼にこだわる店。店内では人形焼を焼く機械が絶えず動き、次から次へと人形焼が出来上がっていく。それを特殊なラップで温かいまま包装し、店頭に並べるのだ。食べ歩き用の人形焼は、甘さ控えめのなめらかなあんこが甘いカステラ生地に包まれている。しっとりとした口当たりで、思わずもうひとつ食べたくなるおいしさだ。人形焼の形は、雷門のちょうちん、鳩、そして浅草寺にある五重塔と全部で3種類。店頭では人形焼のほか、雷おこしも扱っている。南京ねじと呼ばれる『三鳩堂』オリジナルのおこしは、20年近くにわたって愛されてきた味。柿の種とピーナッツが入っており、後を引くおいしさなのでこちらもぜひ味わいたい。

食べ歩き用の焼きたて人形焼1個100円。10個で600円。まだほんのりと温かい。

『三鳩堂』店舗詳細

三鳩堂(みはとどう)
住所:東京都台東区浅草 1-37-1/営業時間:9:00~19:00 /定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

浅草メロンパンブームの火付け役『浅草花月堂本店』

焼きたてメロンパンのいい香りが店の外まで流れる。

『浅草花月堂』は浅草のメロンパンブームの火付け役となった店だ。本店のほか、浅草に2店舗をかまえる。八丈島出身の店主が2004年、浅草でそばと甘味の店を開いたのが『浅草花月堂』の始まりで、現在はメロンパンの専門店として知られる。名物のジャンボめろんぱんは、2012年頃からバスガイドさんの口コミで広がるようになり、YouTubeやSNS、ガイドブックなどによって海外客にも知られるようになったという。その名の通り、大きさは手のひらほどもあり、フワフワとした食感がウリだ。なんでも発酵時間は、通常のパンの約3倍なのだとか。季節や気温、湿度にあわせ、酵母の活性状態を常にチェックしながら作り上げる。発酵学を学んだ店主がその経験や知識を生かして完成させたメロンパンだ。

ジャンボめろんぱん300円。見た目は大きいが、ふわっとした中身であっという間に平らげてしまう。

『浅草花月堂本店』店舗詳細

浅草花月堂本店(あさくさかげつどう)
住所:東京都台東区浅草2-7-13/営業時間:9:00~ジャンボめろんぱん完売次第閉店/定休日:無/アクセス:つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分

好きなフレーバーで自分好みのアイスもなかを『浅草ちょうちんもなか』

インパクトのあるちょうちんの形だ。

『浅草ちょうちんもなか』はちょっと珍しいもなかの専門店。店頭にはアイスクリームのショーケースが並び、その中から好きなフレーバーを選んでもなかに挟んでもらう。アイスは全部で8種類。黒ごまや紅いもなどの定番の6種類のほか、季節のメニューが2種類ある。濃厚なアイスの味が、薄くて繊細なこだわりもなかとよくマッチする。かじった瞬間、ぱりぱりともなかが音を立てて割れ、香ばしい香りがたつ。もなかの形は浅草の雷門のちょうちんをイメージしたオリジナルだ。そこにはちょうちんもなかが浅草の食べ歩き定番スイーツになるように、という店主の山本さんの願いが込められている。

アイスもなか・きなこ500円。ざるの上に置いてくれるのも風情があっていい。

『浅草ちょうちんもなか』店舗詳細

浅草ちょうちんもなか
住所:東京都台東区浅草 2-3-1/営業時間:10:00~17:30(季節により変動あり)/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

江戸の参拝客が食べた味を再現『浅草きびだんご あづま』

きびだんごを食べる機会は普段なかなかないのでは?

店先から元気のよい掛け声が聞こえてくる『浅草きびだんご あづま』は、出来たてのきびだんごが味わえる店だ。江戸時代に仲見世に実在したというきびだんごの店の味を再現している。『あづま』のきびだんごの原料は「たかきび」と呼ばれる雑穀。ビタミンやポリフェノールなどの栄養素が多く含まれ、食物繊維たっぷりの健康食品なのだ。店頭では売り子さんが慣れた手つきで、出来たてのきびだんごにたっぷりときなこをまぶしていく。それはさながらショーのようで見ていて楽しい。きびだんご5本セット400円は手頃なひと口サイズなので、食べ歩きにはちょうどよいボリュームだ。あっという間にペロリと平らげてしまうだろう。すぐに硬くなるのでぜひ出来たてをその場で味わいたい。

売り子さんが流れるような手つきできびだんごにきなこをまぶしてゆく。

『浅草きびだんご あづま』店舗詳細

浅草 きびだんご あづま
住所:東京都台東区浅草1-18-1/営業時間:9:30~19:00 ※売り切れ次第終了/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩3分

復活した幻の「高座豚」の旨さを味わう『浅草メンチ』

「高座豚」は昭和初期には全国的にその名を知られていた。しかし小型で肉量が少ない、生育期間が長いなどの理由で飼育数が次第に減り、一時は絶滅状態にまで陥ったのだという。

その昔「幻の豚」と呼ばれた「高座豚(こうざぶた)」。一時絶滅状態になりながらも、有志の養豚家たちにより復活を遂げた神奈川のブランド豚である。現在は「かながわの名産100選」にも認定されているほどだ。「高座豚」の特徴は肉質のきめ細かさと柔らかさ、そして上質の脂だ。そして浅草メンチ350円は、そんな高座豚のおいしさを最大限に引き出して作られたこだわりのメンチカツ。店の前には揚げたての浅草メンチを買う人たちの列が絶えない。粗挽きのひき肉と大きめに刻まれた玉ねぎの相性もバツグンで、食べた後も口の中に余韻が残る。高座豚の肉の旨味をしっかりと堪能するため、ぜひ何もつけずに味わってみてほしい。

『浅草メンチ』はいつも行列の人気店だ。

『浅草メンチ』店舗詳細

浅草メンチ
住所:東京都台東区浅草2-3-3/営業時間:10:00~19:00/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

構成=フリート、アド・グリーン 取材・文・撮影=千葉深雪、千葉香苗

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