今週末(3月7日~)日本のテレビで観られる「本国で太鼓判」韓国映画6選
韓国コンテンツといえば、日本ではドラマが高い支持を得ている。
しかしなかには、映画派という人もいるのではないだろうか。以前から斬新なスタイルのものや、ハイクオリティーな演出が光る作品など、数多くの映画が日本でも脚光を浴びてきた。
多くの場合、韓国で驚くべき観客動員数を誇ったものは、日本でも話題となったり支持されたりするケースが多く、夢中になって観た映画ファンもいるのではないだろうか。
今週末は、そんな名作が日本のテレビで視聴可能。家でゆっくり鑑賞してはいかがだろうか。
本国での観客動員数が多く、太鼓判をもらったといっても過言ではない作品を6つ紹介する。
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パラサイト 半地下の家族 (2019)
『パラサイト 半地下の家族』は、韓国映画ファンでなくても、一度くらいは名前を聞いたことがあるのではないだろうか。『第92回アカデミー賞』で、非英語圏作品としては初となる作品賞を受賞した名作中の名作だ。
二転三転する先の読めないストーリー展開や役者陣の熱演など、エンターテインメント性はもちろん、韓国の格差社会の闇まで描き出したメッセージ性の高い作品となっている。
●観客動員数(韓国):10,314,173人
●日本放送情報:BS松竹東急/2025年3月7日(金)20:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
観相師-かんそうし- (2013)
『観相師-かんそうし-』は当時、韓国の時代劇映画において歴代1位の観客動員数を誇った『王になった男』(2012)の公開序盤の興行を優に超える実績を残した作品。あいにく1000万人突破には至らなかったものの、歴史物としては4位という成績を獲得している。
銀幕のスター、ソン・ガンホをはじめ、『イカゲーム』シリーズ(Netflix/2021、2024)で知られるイ・ジョンジェ、悪役からロマンスものまで幅広い演技力を持つイケメン俳優イ・ジョンソク、ベテラン女優キム・ヘスなど、錚々たる役者陣が名を連ねた、面白くならないわけがない1作だ。
●観客動員数(韓国): 9,135,806人
●日本放送情報:KBS World/2025年3月7日(金)22:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
コンクリート・ユートピア (2023)
『コンクリート・ユートピア』は、『第59回大鐘賞映画祭』で作品賞をはじめとする6つの賞を手にするなど、その他名の知れた授賞式で数えきれないほどのトロフィーを獲得したパニック映画。
大地震により廃墟と化したソウルにおいて唯一崩壊することのなかったマンションを舞台に、生存者たちが繰り広げる人間ドラマが大きな見どころとなっている。韓国作品ならではの、人間の本性に焦点を当てたストーリーが印象的な作品だ。
●観客動員数(韓国):3,849,244人
●日本放送情報:BS10スターチャンネル/2025年3月8日(土)6:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
トンマッコルへようこそ (2005)
『トンマッコルへようこそ』は、2000年代序盤、日本が冬ソナ&ヨン様ブームで沸くなか、韓国で2005年の興行成績1位を獲得するなど高評価を得て、海を渡りその評判が聞こえてきた作品。昔からの韓国コンテンツファンは、当時大きな話題となったのを覚えているだろう。
朝鮮戦争を題材にした作品だが、いわゆる戦争物の枠を飛び出したストーリーで、ヒューマン要素が観る者に強い印象を残す。多くの人が涙した、韓国映画史に残る名作だ。
●観客動員数(韓国):8,008,622人
●日本放送情報:WOWOW/2025年3月8日(土)4:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
LUCK-KEY/ラッキー (2016)
『LUCK-KEY/ラッキー』は、2012年に公開された日本映画『鍵泥棒のメソッド』の韓国リメイク版。初登場1位の興行成績を記録したコメディー映画だ。同ジャンルの作品としては、当時最短で観客動員数400万人突破を果たした作品で、韓国の映画史に名を刻んでいる。
見どころはなんといっても、主演ユ・へジンの卓越したコミック演技。冷徹な殺し屋から、事故により記憶を失い、貧乏役者として生きる姿に乞うご期待。日本版とは設定が異なるポイントがいくつかあり、オリジナルをご覧になった人も楽しめる内容となっている。
●観客動員数(韓国):6,975,295人
●日本放送情報:KNTV/2025年3月8日(土)14:20~、3月9日(日)4:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
The Witch/魔女 (2018)
『The Witch/魔女』は、『その年、私たちは』(SBS/2021)や『梨泰院クラス』(JTBC/2020)などで知られるキム・ダミが、女優として発掘されたことで知られるアクションサスペンス。当時まだ無名だった彼女が主演を務めたにもかかわらず、異例の大成功を収めた作品だ。
彼女の1人2役は、目の肥えた韓国の映画ファンを唸らせ、今もなおその活躍は広く知られており、劇中に張り巡らされた伏線と相まって、一時も目を離すことができない。
ラストで披露される過激なアクションも大きな見どころの1つだ。
●観客動員数(韓国):3,189,091人
●日本放送情報:アジアドラマチックTV/2025年3月8日(土)26:35~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
(ライター/西谷瀬里)