富永啓生がBリーグ・レバンガ北海道入り 夢のNBAへ出場機会求め決断
NBA下部Gリーグから帰国、背番号30
アメリカのプロバスケットボールNBA入りを目指している富永啓生(24)がB1リーグ・レバンガ北海道と2025-26シーズンの契約を締結したことが3日、発表された。背番号は30。
富永は愛知・桜丘高を卒業後にアメリカ留学。レンジャー・カレッジからNCAA1部のビッグ10カンファレンスに所属するネブラスカ大へ2021-22シーズンより編入した。
日本代表としても2023年9月のワールドカップで活躍。夢のNBA入りへ評価を高めたが、2024年のNBAドラフトでは指名されず、今季はNBA下部のGリーグ、インディアナ・マッドアンツでプレーしていた。
今年5月の帰国会見では多くの出場機会を求めてBリーグ入りも選択肢に入れていることを示唆。NBA入りを諦めたわけではなく、ベンチを温めることも多いアメリカよりも実戦経験を積むことを重視し、北海道入りを決断したと見られる。
馬場雄大が2023年に長崎ヴェルカ入りし、渡邊雄太は2024年に千葉ジェッツふなばしに加入。同じく海外経験が豊富で知名度も高い富永の移籍で、来季のBリーグはさらに盛り上がりそうだ。
写真:AP/アフロ
富永啓生コメント
「北海道の皆さん、はじめまして。この度、“レバンガ北海道”に入団させていただくことになりました富永啓生と申します。これからお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
今回の入団に際し、熱烈なオファーをいただきました折茂社長、横田CEO、清永シニアディレクター、桜井GMに感謝申し上げます。ありがとうございました。
これまで僕をバスケットボール選手として育ててくださった桜丘高校時代の恩師である江崎悟監督、U16・U18・東京五輪3x3日本代表選出時のトーステン・ロイブルヘッドコーチ、ネブラスカ大学時代の恩師であるフレッド・ホイバーグヘッドコーチ、及びその他関わってくださったコーチの方々とチームメイトに感謝します。ありがとうございます。
いつも僕を応援してくださっているファンの皆さん、そして一番近くで温かく見守ってくれている両親と家族、サポートいただいております関係者の皆さんに感謝します。ありがとうございます!
チームのホームアリーナである“北海きたえーる”はパリ五輪前の日本代表国際強化試合(日本生命カップ2024北海道大会)の時にプレーさせていただきましたが、北海道のバスケットボールファンの皆さんの熱く大きな声援がとても凄かったことを今でもはっきりと覚えております。再びこのアリーナでプレーさせていただけることが、今からとても楽しみです!
そしてファンの皆さんとロイブルヘッドコーチ、チームメイトと一緒に、目先の目標であるクラブ初のチャンピオンシップ出場を果たし、そしてその先にある“Bリーグ初制覇”に貢献できるよう、3ポイントシュートを武器に全“緑”で頑張ります。チームへの熱い全“緑”応援をよろしくお願いします!」
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記事:SPAIA編集部