声優・福山潤が一人語り朗読劇に挑む 『作家、46歳、独身』の上演が決定
2025年7月4日(金)~6日(日)東京・CBGKシブゲキ!!にて、7月11日(金)~7月13日(日)大阪・近鉄アート館にて、声優・福山潤が“全セリフひとり”という前代未聞の挑戦に挑む、朗読劇『作家、46歳、独身』が上演されることが決定した。
本作は、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公ルルーシュ役、アニメ『おそ松さん』松野一松役など、数々のヒットアニメやゲーム作品で声優として活躍中の福山潤と、『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』で朗読劇ブームの火付け役となった岡本貴也を作・演出に迎えての上演。
脚本は、作家の心の奥底に触れる限りなく私的な物語。そしてそれをたった一人ですべてを語り切り、演劇と朗読の境界線を越える、声の真剣勝負でもある本作に期待が高まる。
【あらすじ】
あ、お世話になっております。このたび、私なぞの話を作品化していただけるとのこと、驚くとともに、まことに嬉しく存じます。
そのために事前に、私が普段どんな⼀⽇を過ごしているかをまとめろとのことでしたよね。そしてそれをあらすじとして載せたいとのこと、⾯⽩く感じました。
とはいえ、作家の⼀⽇なんてものは、朝起きて⽩紙の原稿(パソコン)に向かってウンウン唸るだけのつまらないものです(本当は昼過ぎにベッドから起きてゲームして映画観て出会い系やるか暇そうな⼥性に連絡して酒飲んでくたばるだけなんですが、それは書きたくありません)。
あと、実はちょっと今、元妻との離婚調停がカオスになっておりまして、なかなか時間が取れずにおりす。なんなんすかね、あの態度!(今度話しますね)
ですので、あらすじは適当にそちらででっち上げていただければと存じます。あ、私のプロフィールもネットで拾っていい感じにまとめていただければ。適当で構いませんので。
何卒よろしくお願いします。
(作家、46歳、独身より)
出演:福山潤 コメント
声優を生業としてから30年という数字が見えてきた今。
世間は目まぐるしく変わっていく中で、ずっと変わらないことがある。
「たくさん台詞を喋りたい」
待ってても台詞は貰えないし、じゃあもう俺一人で演るしかないじゃない? 大丈夫かどうかはやってみれば判る!!
作・演出:岡本貴也 コメント
結婚して、離婚した40代。妻も仕事も失い、酒と女に溺れて預金が0円になったあの46歳の朝を、僕は一生忘れない。家中を漁って小銭をかき集め、明日からどうしようとトイレで震えていた。あの朝があったからこそ今の真っ当な自分がいるとも言えなくはないが、できればあんな朝はなかったほうがよかった。そんな日のことを書こうと思う。そして、それを46歳の男に託そうと思う。