「腸のゴールデンタイム」を逃すな!夕食後から寝るまでに取っておきたい時間とは!?
夕食は就寝3時間前までに食べ終えるのがベスト
夕食は、なるべく早い時間にとることが最大のポイント。消化に要する時間は3~5時間程度。朝食が7時なら、昼食は12~13時、夕食は17~18時にスタートするのが胃腸にも負担がかからず理想的です。かなり早めのタイミングに感じますが、夕食は就寝の最低3時間前までには食べ終えておきたいところ。23時に寝るならば、遅くとも20時には食べ終えるようにするのが理想です。
食後の3時間は消化活動が活発になる時間。この時間をとらずに寝てしまうと、食後の血糖値が下がり切っていないため、脂肪が蓄積されやすくなります。さらに、胃に食べたものが残ったままで寝ることになるので、胃酸が食道逆流して「逆流性食道炎」になる恐れも。なにより交感神経が高いままなので、眠りが浅く睡眠の質が下がります。これを続けると不眠や肥満を招くだけでなく、自律神経そのものが乱れることに。また夜の22~26時は副交感神経がグンと高まる「腸のゴールデンタイム」。この時間帯に腸が質のよい消化吸収や腸壁の修復を行えれば、自律神経が整いやすくなります。
そのため夕食後の3時間は入浴したりしゆったり過ごす時間に充てましょう。その間に、徐々に活動モードの交感神経からリラックスモードの副交感神経に切り替わり、3時間後には心身ともに眠りの準備が整います。その状態で就寝すれば、睡眠の質も上がり、翌朝に疲れが残ることもなくなります。
【消化にいいものをゆっくりよく噛んで】
食べたものは、約3時間かけて胃で消化されます。脂肪分が多いと4 ~ 5時間かかることもあるため、消化しやすいよう、夜はより一層、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけましょう。
【時間的には22~26時が一番腸が活発に動く】
就寝時間は、腸が活発になる腸のゴールデンタイム。この時間に腸壁の修復もされます。
食事後すぐに寝てしまうと腸壁の修復がうまく行われず、自律神経を乱すだけでなくあらゆる不調の原因に…
●体力・免疫力の低下
●腸内環境の悪化
●疲労が蓄積
●睡眠の質が下がる
●肥満
●逆流性食道炎 など
食べてごろごろすると疲れが蓄積
自律神経も乱れる!
食後から就寝するまでの3時間に寝てしまわないよう、ルーティンを決めておくのがベストです。
【出典】『1週間で勝手に自律神経が整っていく体になるすごい方法』著:小林 弘幸