清水エスパルスの松崎快が新潟戦でゴラッソ!技巧派MFは“あの瞬間”、何を考えていたか?
清水エスパルスのMF松崎快が2月22日、J1第2節のアルビレックス新潟戦で、“超絶ゴラッソ”を決めました。
後半からピッチに立った松崎選手は1−0で迎えた17分、中央でパスを受けると、迷うことなくドリブルで前進。エリアの外から左足を振り抜き、糸を引くような弾道でゴール左上を射抜きました。本人は「いいところに飛んでくれた」と涼しげに振り返りました。
MF松崎快「結果を残したかった」
ー秋葉監督は「練習から体がキレている」と言っていた。
昨年から意図して取り組んできたものが成果として表れているというか、そういうものが練習から出せていたので、あとは試合で出すだけだなと思っていた。今日は試合でうまく出すことができた。
ー監督は「練習でもあんなシュート見たことない」と(笑)
ハッハッ。1年目にも打ってるんですけどね。まあまあまあ(笑い)練習でも、ある程度はミドルが入ってて、打ってもいいかなというところで打って、一ついいところに飛んでくれました。
ー打つまでをイメージして中央に入っていった?
まずはボールを受けた時に、相手のボランチの前に入るということは意識していた。そこで前に入ることができたので、そこでセンターバックが出てきたところで…。イメージとしてはキックフェントとかも考えていたが、ここは一本(足を)振ったほうがいいかなと思った。
ー完全にキーパーもノーチャンスだった。
はい。本当にいいところに飛んでくれた。
ーハーフタイムはどんな指示を受けてピッチに立ったか?
相手も一人退場してて、いい形でセットプレーから点を取れて折り返すことができた。でも1−0では何があるか分からない。2点目、3点目を狙っていた。
ー高木選手との役割分担もうまくできていたのでは。
大外は高木選手に任せて、自分は内側のレーンを取りつつプレーする感じだった。ブエノ選手がいいパスを入れてくれるので、ライン間で引き出すことを意識していた。
ー開幕戦で出場できず悔しかったのでは。
正直悔しかったが、負傷も抱えていたのでメンタル的な頭の切り替えはうまくできていた。
今日出たら、何か結果を残したいと思っていたので、結果が出てよかった。
ー今後に向けて。
広島、岡山と続く。広島は絶対優勝争いをするチームで、昨年から明らかに強い。そういう相手にできないと意味がない。まだまだ全く満足できる内容ではないと思うので、本当に次が大事かなと思う。
監督からは結果に対する執着みたいなものを言われるので、そういうものをもっと出していければいい。
ー次は先発でという気持ちは?
先発で出るのが一番いいが、結局は何をやるかだと思う。強い相手になればなるほど、その価値は出てくると思う。そういう相手に対して、途中出場とか先発とかは関係なく、やれなければ駄目だと思う。どんな相手に、何をやるかってところだと思う。