洋風肉じゃがレシピ
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、料理家の桑原亮子 さん!
テーマは「レモンが主役になるレシピ」
レモンって夏のイメージが強いけれど…?
あまり知られていないのですが、国産レモンは冬の果物なので、これから寒くなるにつれて、旬のシーズンを迎えるんです。夏の時期に流通しているのは、気候が真逆のニュージーランド産のものが多いです。
ちなみに、外国産のレモンは塩を擦り付けることで、表面についたワックスや汚れを除去することができます。
レモンを長持ちさせるコツとして、国産のレモンは痛みやすいので、アルコールスプレーを吹き掛け、表面を拭き取りましょう!また、常温ではなく冷蔵庫で保管することで長持ちします!
レモンはどうしても「脇役」というイメージがあるかと思うのですが、料理に加えると新たな一面を見せてくれる、主役級の優れものなんです!今回はそんなレモンを使った、レモンが主役になるレシピをご紹介いただきました。
マヨネーズは使わない!レモンとハーブのタルタルソース
材料
①生クリーム 1/2カップ
②レモン果汁 大さじ1
③オリーブオイル 大さじ1
④玉ねぎ 大さじ2
⑤イタリアンパセリ 大さじ1
⑥ケッパー 大さじ1
⑦塩 小さじ1/2
作り方
1)ボウルに生クリームを入れて、レモン果汁を加えて混ぜます。
2)生クリームが固まってきたら、オリーブオイル、玉ねぎのみじん切り、イタリアンパセリのみじん切り、ケッパーのみじん切り、塩を加えて混ぜ合わせて完成!
今日は付け合わせとして、グリルしたズッキーニをご用意しました!
ポイント
タルタルソースと聞くと、マヨネーズを想像される方もいるかと思いますが、このレシピではマヨネーズは一切使っていないこと。
生クリームにレモンの酸味を加えることで、クリーミーに仕上げています。
今日はグリル野菜を付け合わせにしましたが、ほかにも白身魚、ホタテ、チキン、フライ、パンなど、何につけても美味しく召し上がれます!
注意点
塩味の強さに気をつけること。
今回のレシピでは「小さじ1/2カップ」を分量としているので、そこを守って作っていただければ、ほどよい塩味の仕上がりになります!
スー&山内:爽やか。タルタルソースより好きかも。生クリームだけどさっぱりで軽い!。これ絶対作った方がいいよ。
焼いたズッキーニやポテトチップス、パン、唐揚げなど様々な料理に合うそうです。「買ってきた唐揚げにこれだけ作ったらごちそうだ!」
茹でているので漬け込む油は少なめでOK!砂肝レモンコンフィ!
材料(作りやすい分量)
①砂肝 200g
②黒胡椒 5粒
③レモンの皮 1/2個
④にんにく 1/2かけ
⑤鷹の爪 1本
⑥米油 50ml
⑦塩 小さじ1
作り方
1)砂肝は銀皮を取り、薄く削ぎ切りにします。
2)鍋に湯を沸かして、砂肝を1分ほど茹でて水気を切ります。この作業を2回~3回繰り返して、臭みを抜きます。
3)保存用袋または保存瓶に、水気を切った砂肝を入れ、黒胡椒、レモンの皮、にんにく、鷹の爪、米油、塩を加えて、一晩置いたら完成です。
冷蔵庫で1週間保存できます!
ポイント
砂肝は臭みが強いので、お湯の中でしっかりと湯掻いて臭みを抜くことです。
茹でこぼしを2回しても臭みが気になる場合は、3回やってみてください!
スー&山内:すごい柔らかい。一生食べれる。美味しい!と大好評!
肉じゃがにも使える!キャベツのレモン漬け!
材料
①キャベツ 1/2玉
②レモン 1/2個
③塩 小さじ1
作り方
1)キャベツは芯を取って細かくちぎり、塩を振り、重しを置いて水気を出します。レモンは薄く、いちょう切りにします。
2)水気を切ったキャベツにレモンを混ぜてポリ袋に入れ、冷蔵庫に30分ほど置いたら、キャベツのレモン漬けの出来上がりです!
ポイント
塩をしっかりと揉み込んで、しんなりさせる事です。
冷蔵庫で1週間保存できるので作り置きにもおすすめです!
桑原さんの家では一般的な「甘めの肉じゃが」を食べないんですが、キャベツのレモン漬けを使った肉じゃがは人気なんだそう!
材料(作りやすい量)
①じゃがいも 小さいサイズ4個
②玉ねぎ 1個
③薄切りの豚バラ肉 100g
④水 100ml
⑤塩 適量
⑥オリーブオイル 大さじ1
⑦レモン 適量
⑧粒マスタード 適量
ここにキャベツのレモン漬けを入れます!
作り方
1)じゃがいもは皮をむいて半分に切り、玉ねぎは1㎝幅のくし形切りにして、バラバラに分けます。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
2)鍋にオリーブオイルを引き、豚肉を色が変わるまで炒めます。
3)鍋に玉ねぎ、じゃがいもを加え炒め合わせたら、キャベツのレモン漬けと水を加え、蓋をして、じゃがいもがやわらかくなるまで煮ます。
4)塩で味を調え、お好みでレモンを搾ったり、粒マスタードを添えて出来上がりです!
注意点
キャベツのレモン漬けは、新キャベツで作っても美味しいのですが、煮込みには向かいないので、肉じゃがで使いたいときは普通のキャベツを使ってください!
今回は肉じゃがに使いましたが、もちろんそのまま食べても美味しいです!
スー&山内:甘くないのに肉じゃが!不思議。塩肉じゃがっぽい感じ。美味しい。レモンの酸もすごく酸っぱいというのはなくて、香りと後味ぐらい。ポトフとも違うけど、洋風の感じ!
桑原亮子さんですが…
広島県、瀬戸内生まれ、瀬戸内育ち。
通訳翻訳業をしていた2015年、料理好きが高じて、食に関するレッスンや、情報提供の場とする「SPICEUPスパイスアップ」を設立。
ハーブやスパイスを取り入れた料理を得意とし、企業での商品開発、東京と大阪の2拠点での料理教室など幅広く活動中です。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)