【毎日パン日和】焼きたての香りを追いかけて!取材ディレクターのパンまみれな1日
「毎日パン日和~おいしい手仕事~」といえば、2023年4月から『アサデス。KBC』でおなじみのコーナー。パン好きにはたまらない、ほっこりワクワクする時間が毎朝届いています。そしてなんと、この春、500回という大台を突破!たくさんのご愛顧、本当にありがとうございます。今回は記念すべき節目に、その舞台裏に密着しました!
取材に同行させてもらったのは、この道約20年のHディレクター。「毎日パン日和」は、ディレクターが1人でカメラを持って取材するという“ワンオペスタイル”で取材しているんです。現在8人のディレクターが日替わりで「毎日パン日和」を担当しています。
今回お邪魔したのは、田んぼの真ん中にひっそりとたたずむ隠れ家のようなパン屋さん。目印がないため、道に迷う人が続出するのだとか。Hディレクターと筆者もナビに半信半疑で進み、やっぱもう一本向こうだったやん?!と思った瞬間にパン屋さんの看板が現れるという、ちょっとした冒険気分を味わいました。
到着してすぐに、カメラを回し始めるHディレクター。このお店は5月にオープンしたばかり。にも関わらず、すでに、開店後わずか2時間で売り切れてしまう人気店。そのため、パンが並ぶ開店前の様子こそが貴重な瞬間!合間をみて、店主さんへのインタビューも進めていきます。さらにお店の一角を借りて、パンの“ブツ撮り”をスタート。Hディレクターは、窓から差し込む柔らかな光を生かして、さまざまな角度から撮影していきます。
一番大変な撮影は?
「パンを手で割ってみせるときですね。カメラの両サイドから手をこう回して・・・」と説明するHさんの姿は、まるでパン職人のよう(笑)。焼きたてパンの湯気と香り、食感が少しでも伝わるよう、工夫を重ねます。
この日の撮影、1分半のVTRのために約4時間を費やしたのだそう。パンの発酵や焼き上げ、並べるところ、店主さんへのインタビューと、盛りだくさんな内容を1人でこなすので、取材時間が長くなるのも必然でしょう。
「その分、お店の方とも仲良くなれるんです」とHさん。取材もより楽しくなるのだとか。
では一番大切にしているのは?
「やっぱり、お店の人に喜んでもらうことです。放送後に結構ご連絡をいただくんですが、VTRをほめていただいたり、反響があったと聞いたりするとうれしいです」。
「毎日パン日和」は、朝の1分半でパンの香りとお店の温かさをお届けしています。その魅力は、ただおいしいパンを見せるだけではありません。店主さんがパンに込めた思いや、素材へのこだわり、焼き上がりの瞬間の表情まで丁寧に取材し、視聴者の皆さんに伝えているところがポイント。小さな隠れ家店から大きなチェーン店まで、福岡・佐賀のパン屋さんを巡り、その土地ならではの味やストーリーを発掘しています。
「職人の思いを伝えたい」「パンのおいしさを伝えたい」
Hディレクターをはじめ、毎日パン日和を担当するディレクターたちは、そんな思いで日夜、カメラ片手にパン屋さんに向かっています。
この日の撮影放送回はこちら!
https://kbc.co.jp/wish/article/41742/