ふれあい科学館 まるで「超能力」 生き物たちの特技を紹介
相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら(水郷田名)で「いきもの超☆能力展」と銘打った特別企画展が開催されている。9月29日(日)まで。厳しい自然界で生き抜くために獲得した、人間には不可能な能力をもつ生き物を紹介している。
強い電気で獲物をしびれさせたり身を守ったりする「デンキウナギ」や、赤外線を感知して暗闇の中でも獲物を見つけられるニシキヘビ科の「ボールパイソン」、切れた腕から体全体を再生できる「アオヒトデ」、虹色に輝くため世界一美しいクワガタともいわれる「ニジイロクワガタ」など29種70点(うち標本3種3点)が展示されている。また、水をはじくハスの葉に水をかけてみることができる体験型の展示もある。
来館者たちは思い思いに感想を言い合いながら興味深げに企画展を観賞していた。インターネットで同館のことを知って訪れたという東京都在住の男性は「知っているようで知らないことを知ることができた」と感想を述べた。同館の伊藤寿茂館長は「みんなが知っている生き物からマニアックな生き物までいる。生き物の面白さを感じてもらえたら」と話した。