「スリープライス」カテゴリーからの脱却を目指すOWNDAYSが「遠近両用レンズ」の価格をゼロ円に改定
アイウェアブランド「オンデーズ(OWNDAYS)」を手掛けるOWNDAYSは11月7日、事業戦略と新CMの発表会を開催し、代表取締役社長の海山丈司氏が登壇した。OWNDAYSは現在、日本国内を中心にシンガポールや台湾、インドなど13の国・地域で約600店舗を展開し、年間で約4000万枚のレンズと約2000万本のメガネを販売している。2002年の設立から会社規模は9倍に成長しており、まだまだ力強い成長を遂げている。
こうした中、OWNDAYSは3つの価格帯での販売手法である「スリープライス」カテゴリーからの脱却を目指しており、エントリープライスは崩さず、プロダクトを中心に事業形態を変えていくとしている。特に注力していくのが「遠近両用レンズ」だ。「遠近両用レンズ」は、レンズの上から下にかけて境目のない設計で度数が変化するため、メガネをかけ替えることなく遠くや近くを見ることができるレンズだ。
この日、「遠近両用レンズ」の価格改定を発表し、これまでは6,000円のオプション料金だったが、11月1日からゼロ円とした。OWNDAYSの調査によると40代の遠近両用メガネの保有率は約18%ほどで、老眼かもしれないと認識しているにも関わらず、価格が高いことから利用していない層が一定数いる。OWNDAYSはこうした層をターゲットに、価格をゼロ円にし購入ハードルを下げることで取り込んでいく戦略を描いている。
また、11月7日に放映を開始した新CMに俳優の松田龍平を起用したことを発表した。発表会には松田龍平が登壇し、「メガネとは長い付き合いで、20代からいろいろなメガネをかけてきた」と、語っていた。