うつわで丹波立杭焼窯元めぐり♡三田『心春日和』のカフェランチとマカロンみたいな和スイーツ♡ 三田市など
2023年9月にオープンして以来、予約が取りにくい人気店になりつつある『心春日和(こはるびより)』(三田市)。県立陶芸美術館や丹波伝統工芸公園『陶の郷(すえのさと)』にもほど近い、“やきもの”を楽しめる場所にあります。
「和」をコンセプトにした同店では、地産地消の食材を採り入れたランチや、オリジナルの和スイーツを丹波立杭焼で提供。窯元が立ち並ぶこの土地ならではの魅力を存分に味わえます。
白とベージュのコントラストが印象的な外観と、同系色でまとめられた店内は「インテリアが大好き」だというオーナーのセンスが光ります。
窓がたっぷり取られていて開放的な空間は、滞在時間が長いというのも頷ける居心地の良さ。
2階の座敷は「子連れでもゆっくりできるように」とプレイマットやおもちゃも充実。授乳室やおむつ交換台など、嬉しいサービスがいっぱいです。
心からくつろげるよう接客にもこだわり、「忙しくても丁寧に」をスタッフ全員で徹底しています。人が好きで、喜んでもらえることが何より嬉しい、というオーナーのポリシーです。
出来立てを提供したいから、作り置きはせず当日の朝から仕込み。「品数も多いので大変ですが、できるだけ作りたてを食べてもらいたくて」とオーナー。「冬には温かく、夏には冷たいもの」をと、季節感を大切にしています。
せっかく来てもらうのだから非日常を演出したい、と考案された木箱ランチ。何が入っているのかわからない、まるで「玉手箱」を開くかのようにドキドキします!
開いた瞬間、視覚と嗅覚を刺激する彩り豊かなメニューの数々。内容は二ヶ月に一度変わるので、定期的に訪れてこの瞬間を楽しみたいですね。
2月、3月のメインは、柔らかなコクと温もりがじ〜んと染み入る「野菜豆乳シチュー」でした。地元の野菜を使っているから、どれも新鮮で味が濃ゆいんです。
“ちょっとずつ、いろんなものを食べたい”欲を満たしてくれる小皿たち。メインを含めて12皿もありますが、どれも親しみのあるものばかりで「晩ごはんに作ってみようかな」と、主婦も多いお客さんの間で会話が弾みます。
レシピに奇抜さはありませんが、調味料やお出汁には選りすぐりの銘柄を使用。何気に手に取った小皿にも「おぬし、なかなかやるな!」と思わせる味付けがされていて、口に運ぶのが楽しみになります♪
出される器はもちろんすべて、丹波立杭で作陶されたもの。
「どこかひとつに肩入れせず、フラットに立杭焼を感じて欲しい」という思いのもと、おかず皿・お茶碗・湯呑みと計14枚はそれぞれ異なる窯元のうつわを採用。ランチタイムに「バーチャル窯元巡り」ができちゃいます。
ランチの後には「ドリンク&デザートセット」がおすすめ。陶芸作品の中から、ドリンクカップを指名することもできます(希望者のみ)。コーヒーかティーが選べて、プラスで別ドリンクも注文可。
好みに合ったお気に入りを選べる、楽しいひとときです♪
デザートは、マカロンみたいな同店オリジナル和スイーツ「monaka(モナカ)」。8種類の中からお好きな2つをどうぞ。
100通り以上の試作を重ねたトッピングは、どれも食べてみたくなるものばかり。
他にも抹茶を使ったアフォガードやぜんざいなど、和スイーツが充実しています。
陶芸の里をさらに満喫してもらうため、ベトナムの三輪タクシー「トゥクトゥク」で巡る窯元ツアーもスタート(GW前後を予定)。お店でゆっくり過ごした後は”やきもの”の魅力に触れて充実した一日を過ごせそう。ランチタイムは常時満席のため、事前の予約をお勧めします。
場所
心春日和(こはるびより)
(三田市西相野578-28)
営業時間
モーニング 8:00〜10:40
ランチ 11:00〜17:30
定休日
日曜日(月曜日不定休)
駐車場
あり(無料)11台