「2025秋冬ネタマッチ、合同記者発表会」で食の新商品やイチオシ商品を体験!自治体も参加して幅広い発表会でした。
「2025秋冬ネタマッチ、合同記者発表会」が7月24日にCOREDO室町テラスにて開催されました。この発表会は年に二回、食品メーカーの新商品やイチオシ商品について、担当者の方から説明を受けて、実際に試食することができるイベントです。
食品メーカーは16社が参加、加えて自治体の参加もあって官民一体の大変幅広い発表会となりました。参加自治体は①那須塩原市、②倉敷市、③岐阜県山県(やまがた)市、④長野県山形村、⑤山形県山形市ですが、その自治体を中心にレポートさせて頂きます。
発表会は食品メーカーと自治体のご担当者が登壇してご説明されるほか、展示ブースで実際の商品を試食体験するコーナーがありました。
①那須塩原市
展示ブースに入ると直ぐ右手に那須塩原市のブースとパンが展示されていました。
何と!このパンは黒磯駅前の人気パン屋さん「カネルブレッド」のものだそうです。カネルブレッドさんは2013年に黒磯駅前にオープンしたスタイリッシュなパン屋さんです。隣にカフェもあり、今や黒磯の代名詞と言っても過言でないお店です。
そのカネルブレッドさんで展示されたパンのキーワードは「CLASICO(クラシコ)」=冷凍パン、「ホエイ」、「ヴィーガン」です。
*「CLASICO(クラシコ)」=冷凍パン 焼きたてが瞬間冷凍されているので美味しさそのままで、お店に行くことなく宅配により自宅でカネルブレッドさんのパンを手軽に頂くことが可能です。オーダーはHPのネットショップから可能です。
*「ホエイ」ホエイはいわゆる乳清(にゅうせい)です。牛乳からチーズを作る過程で生まれる液体で、乳糖、ビタミン、ミネラルなどが含まれており、栄養価が高いのが特徴です。パンの仕込み水にこのホエイが使われたパンがクラシコ/ホエイです。試食を頂きましたが、ほんのり酸味を感じました。とても体に良さそうですね。角食パン以外にもマフィンやバンズなどがあります。酪農王国、那須ならではのパンですね。
*ヴィーガン
小麦、酒粕、米油などの植物性の原材料のみのヴィーガンブレッド、クラシコ/ヴィーガンです。こちらも角食以外にマフィンやバンズもあります。
カネルブレッドさんは今年2025年7月には那須高原に新店をオープンされたようです。ますます目が離せないパン屋さんです。
カネルブレッドさん以外では、「チーズ工房那須の森」さんの「那須のブラウンチーズ」を試食しました。こちらもホエイ(乳清)を使ったチーズで、煮詰めていくと茶色になるということで驚きです。そして更なる驚きは、酸味に加えて、砂糖を加えていないのにほんのり甘さがあることです。チーズということですが、まるでスイーツのようなチーズでした。
那須塩原市からは渡辺美知太郎市⾧も登壇されて、那須塩原市の図書館「みるる」や「黒磯夜市」の説明などの他に、那須塩原駅前大通り350mのウォーカブル空間創出計画と市庁舎移転などのお話がとても印象的でした。
②倉敷市
倉敷市のキーワードは、フルーツ王国倉敷のフルーツを使った「アフタヌーンティー」です。倉敷はシャインマスカットや桃などのフルーツが知られていますが、アフタヌーンティーが人気とは知りませんでした。2025夏のアフタヌーンティー参加店舗は何と32店舗もあります。カラフルなアフタヌーンティーはテンション上がりますね!私は以前「MOMOKO」というフルーツ・パフェのお店に行ったことがありますが、そちらも参加されているようです。
ブースではアフタヌーンティーに使用されるシャインマスカットを試食しました。とても大きくて甘さたっぷり、ジューシーなシャインマスカットでした。
倉敷アフタヌーンティーの開催期間は、夏は7/1~9/30です。冬はイチゴを使ったアフタヌーンティーも登場するようです。
③岐阜県山県(やまがた)市
岐阜市の北部に、「山県(やまがた)市」という市があります。山形県の山形市と同じ読み方なので、間違われることも多いようです。こちらの山県の名前は奈良時代からあったようで、由緒ある地名なのです。自然豊かな山県市の推しのグルメは「ハヤシライス」です。山県市出身の丸善創業者が作った料理がハヤシライスの起源という説があるそうです。
④長野県山形村
松本市の西南にあり、松本空港に近い位置にある山形村は、ブルーベリーやぶどうなどのフルーツが名産です。また、道祖伸が多くあり、これらを訪ねる旅も楽しそうです。そんな山形村の推しのグルメは「お蕎麦」です。村内には唐沢そば集落というお蕎麦屋さんが集まったエリアもあります。
⑤山形県山形市
山形県の県庁所在地がある山形市は、さくらんぼや洋ナシなどのフルーツや、芋煮とお蕎麦でも有名ですが、推しのグルメは「ラーメン」とのことです。ラーメンの聖地山形市の宣言が出されています。お蕎麦がかなり有名なので、これは意外でした。
そんな「やまがた」繋がりの3自治体が連携して、特産品や観光PRなどを行うこととなり、壇上で各自治体の方が宣言書に署名しました。岐阜県山県市は林市長、長野県山形村は百瀬村長、山形市は井上副市長がゆるキャラと一緒に登壇されました。
2025年10月25~26日の二日間、名古屋の久屋大通公園で合同イベントが開催されます。3つの自治体がそれぞれの特産品や飲食物の販売、ワークショップの提供、観光PRなどを行うイベントです。機会があれば、是非いらしてみてください。
今回折角「やまがた」繋がりで連携されたので、例えば各自治体で御朱印と御朱印帳のようなものを作り、3か所を訪問して御朱印を揃えた人にはプレゼントを用意するなど、誘客に向けた更なる取り組みも考えて欲しいと思いました。