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たった500円で、まるでカナダにいるみたい!北海道の隠れた名スポット「カナディアンワールド」って知ってる?【しろまるドライブ寄り道】

Sitakke

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WEBマガジンSitakkeで連載中の、ちょっと“距離感”がおかしい道民、白丸あすかが描く漫画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』から、寄り道スポットをご紹介します。

今回のドライブでは、富良野を中心にぐるっと内陸ドライブしましたが、その中で訪れた寄り道スポットをご紹介します。

寄り道スポットNo.08 芦別市「カナディアンワールド」

Sitakke読者の皆さまこんにちは。
旅好き北海道民のしろまるです。

本コーナーは道内をドライブする連載企画『しろまるほっかいドライブ~白丸さんは距離感がおかしい~』の作中において登場したスポットを掘り下げて紹介する寄り道コーナーとなっております。ちょっとディープな北海道の世界へご案内!

北海道の真ん中にあり、「へそ」と呼ばれる富良野を中心にぐるっと内陸ドライブ中のしろまるは、滝川からゴール地点の富良野に向かう途中で芦別へやってきました。芦別は空知川と山に囲まれた自然の中にある、人口約1万1000人の市です。ここで最後の寄り道をしていきます。

道の駅「スタープラザ芦別」

芦別の中心部から北東方向に車を走らせること約15分。芦別温泉を過ぎて周囲に人の気配を感じなくなってきたところで目的地に到着。

芦別カナディアンワールド」です!

カナディアンワールドは1990年に『赤毛のアン』の世界観をテーマにして作られた屋外型のテーマパークです。 同作の舞台であるカナダのプリンスエドワード島にある、シャーロットタウン市と芦別の気候風土が似ていることから着想を得て、現地の様子や作品に所縁のある建物が忠実に再現されています。(シャーロットタウン市と芦別は姉妹都市提携を結んでいます)

しかし初代のカナディアンワールドは業績が振るわずにわずか7年で閉園。その後に市営公園として存続されるも長くは続かず、2019年に廃止となってしまった経緯がありますが、現在は有志の方々による民営の公園として復活を遂げ、夏場の土日祝日を中心に営業をしています。

ひとたび園内に足を踏み入れれば、19世紀のカナダにタイムトラベル。ここは本当に北海道ですか?カナディアンワールドはれっきとした元テーマパークでありながら、園内駐車料金扱いで徴収される500円のみで中に入ることができます。入口の精算所でお金を支払って駐車券を受け取り、車に乗ったまま異国情緒あふれるパーク内を見学できちゃいます!
ドライブ好きにもうれしい仕様ですね。

パークの目玉のひとつである「アンの家」は、カナダにあるグリーンゲイブルズ(『赤毛のアン』に登場する家屋の名称)とまったく同じ設計図を使って建設されており、間取り、内装、小物に至るまでが完全に再現されていて目を見張る美しさがあります。

作品の世界に入り込んだかのような疑似体験ができます。

ステンドグラスが美しい「アンの教会」は撮影スタジオや結婚式場としても利用することができる人気のスポットです。(ロケ日は中に入れなかったのが残念……)

他にもカナディアンワールドには『赤毛のアン』の原作者であるモンゴメリが実際に通っていた郵便局を再現した「Avonlea Post~アンとダイアナの手紙屋さん~」や、「オーウェルスクール(アンの学校)」、おまけに昆虫館、美術館といった多種多様な施設があり、広い敷地内をしっかり観光すると相当な満足度があります。

それでいて穴場感が強く混雑が控えめなので、こんなにゆっくりと映える景色を堪能できちゃうスポットはなかなかありません!

左から「アンとダイアナの手紙屋さん」「アンの学校」

カナディアンワールドは冒頭でもお伝えしたとおり有志の方々によって運営されています。パーク自体が開園していても、日によっては営業をしていない建物があるので、ホームページでお目当ての施設情報をチェックしてから訪問することをオススメします。

最後に軽食をいただける 「ミックマック」さんでお昼を食べました。お肉と野菜の旨味がたっぷり染み出た無水カレーのセットに爽やかな炭酸が美味しいいちご水を追加して、優雅なランチタイムを過ごすことができました。ごちそうさまでした。

今回は芦別の山奥にある謎多きテーマパーク、カナディアンワールドのご紹介でした。 奇跡の復活を遂げたパークの存在を一人でも多くの方に知ってもらい、赤毛のアンの世界を愛する人々の想いと素敵な景色の数々が、いつまでも残り続けてくれればと思います。

今回のドライブコース

カナディアンワールド

住所:北海道芦別市黄金町731番地
TEL:0124-28-2231
営業日:4月下旬~10月下旬までの土日祝日
営業時間:午前10時~午後5時 (最終入場午後4時半)
※訪問の際はホームページをチェック!

***
文・絵:白丸あすか
編集:Sitakke編集部YASU子

※掲載の内容は取材時(2025年8月13日)の情報に基づきます

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