コラム【本州湾岸を反時計に一周】029 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン⑤ あいの風とやま鉄道① 2024年8月27日
※2024年8月27日撮影
トップ画像、直江津を12時14分に出発した日本海ひすいライン泊行が、13時42分に終点の泊駅に到着しようとしています。ポイントを見たら、既に車両の止まっている島式ホームの右側に入線します。
この中央の狭い範囲から望遠レンズで前面展望を撮影しました。
※2024年8月27日撮影
乗り継ぐのは13時47分発あいの風とやま鉄道富山行です。あいの風とやま鉄道521系交直流電車2両編成です。
※2024年8月27日撮影
乗換などで駅名標を撮り損ねました。2018年1月に来た時に撮った写真です。
※2018年1月撮影
明治時代に開業した駅です。
2018年1月にえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインET122形気動車は直江津行になりました。この時は、あいの風とやま鉄道の車両が後から到着しました。
※2018年1月撮影
乗り換えるあいの風とやま鉄道521系富山行。前照灯が消えて尾灯が点きました。JR西日本から譲渡された編成です。
※2018年1月撮影
2018年1月は、駅から出て駅正面も撮影しました。
※2018年1月撮影
2024年8月に戻ります。
ここからも前面展望で沿線や駅の雰囲気などを紹介します。
※2024年8月27日撮影
泊駅から5.2kmで入善駅です。
※2024年8月27日撮影
単式ホームに入ります。右の島式ホームの内側には線路がありません。
※2024年8月27日撮影
停車したホームに駅舎があります。
※2024年8月27日撮影
駅名標。あいの風とやま鉄道の社名ロゴマークの波が描かれています。グリーンですね。カラーを覚えておいて下さい。
※2024年8月27日撮影
北陸本線としては、新潟側よりも先に魚津駅から泊駅までが明治末年に開業されています。長い歴史のある駅です。
次の西入善駅に向かいます。前面展望を撮影している場所です。
※2024年8月27日撮影
前面ガラスは広くて撮影には好適です。コンパクト・デジタルカメラはオートで撮影しているので乗務員室にピントが合ってしまうので苦労しました。
西入善駅が見えてきました。
※2024年8月27日撮影
入善駅から3.9kmで西入善駅。相対式ホーム2面2線です。ホームの北側に雪よけが設置されています。雪の季節にも来てみたくなります。
※2024年8月27日撮影
駅名標。この駅もグリーン。
※2024年8月27日撮影
この駅は、戦後北陸本線が単線の時代に信号場として開設されました。その後駅に昇格しJR西日本を経てあいの風とやま鉄道に継承されています。
西入善駅を出て2km程で黒部川を渡ります。えちごトキめき鉄道の区間は長いトンネルがいくつもありましたが、あいの風とやま鉄道の区間にはトンネルはほとんどありません。富山平野に入ったのです。そして多くの川を渡ります。
※2024年8月27日撮影
鉄橋の上で下り列車とすれ違います。
※2024年8月27日撮影
西入善駅から4.2kmで生地駅です。この駅では島式ホームの外側に入ります。やはり島式ホーム内側の線路が撤去されています。駅舎は跨線橋を渡った単式ホーム側です。
※2024年8月27日撮影
駅名標。生地=いくじと読みます。駅の所在地名ではなく、生地という地域は駅から南西に離れています。
ところで駅名標のウェーブのカラーがブルーです。実は、グリーンは後が山側、このブルーは背後に海があるのです。あいの風とやま鉄道の車両にも、山側に向かってグリーン、海側に向かってブルーのウェーブがありますよね。
※2024年8月27日撮影
明治時代に開業した古い駅です。
余談ですが、筆者の元同僚に生地(せいち)さんがいます。たまたま会ったので訊ねてみました。彼はこの駅を知っていましたが、一族の出身地ではないそうです。
駅を出てしばらく走ると「黒部駅」の接近標があって県道の跨線橋をくぐります。
※2024年8月27日撮影
生地駅から4.0kmで黒部駅。
※2024年8月27日撮影
駅舎のある単式ホームではなく、島式ホームの左側に入線します。
※2024年8月27日撮影
北陸本線時代の長いホーム。中央部分が使われています。
※2024年8月27日撮影
ホーム、富山方面。前面展望は望遠レンズですが、広角レンズで撮るとホームの長さが分かります。
※2024年8月27日撮影
こちらが泊駅側。列車を降りた人が跨線橋に向かって歩いています。
※2024年8月27日撮影
駅名標。ウェーブは、ブルー。
※2024年8月27日撮影
明治時代に開業した古い駅です。
筆者は、以前富山地方鉄道を撮影したことがあります。その時に電鉄黒部駅で降りたり、新黒部駅から黒部宇奈月温泉駅で新幹線に乗り換えました。黒部駅から黒部宇奈月温泉駅は4kmほど離れています。黒部エリアはとても広いと感じました。
次回は、魚津駅です。
(文・写真) 住田至朗
※えちごトキめき鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)他を参照しています。