1名から貸切可能!手作り感あふれる八戸ならではの屋形船が楽しすぎた
八戸で屋形船に乗れるらしい!
そんな情報を得てさっそく体験してきました。
一般的に「屋形船」と聞いてイメージするものとちょっと違うかもしれませんが、とっても楽しくて終始はしゃいでしまうおすすめレジャーですよ~!
それでは、「八戸ならでは」のおすすめポイントをご紹介します!
POINT① ウミネコや工場夜景!八戸の風景を満喫できる
八戸といえば北東北随一の工業都市、そして水産業も盛んです。港には工場が立ち並び、たくさんの漁船が係留されています。
この光景を海から見ることができるのはかなりレアな体験!
お手軽な工場見学の気分です。
「あっちは東北最大の造船場。久慈の工場でつくった船を八戸で組み立てるの」
「屋根のついた船は南部潜りっていって、潜水士が乗る船だよ」
などなど、船長兼ガイドの副島(そえじま)さんがおっとりした南部弁で解説してくれます。
屋形船からの景色。工場とウミネコ、とても八戸の港らしい風景です!
船長兼ガイドの副島(そえじま)さん。八戸港のことならなんでも聞いて!
たくさんのウミネコが船に並走し、餌を投げるとパクッと見事にキャッチします。
すぐ近くにある蕪島はウミネコの繁殖地。毎年3月から8月頃まで、たくさんのウミネコが飛来して子育てを行うのです。
一方、夜に開催されるツアーの見どころは、工場群が作り上げる夜景!
工場夜景は都会の夜景とは一味違います。無機質な強い明かりが夜の海に反射して、エモさを感じること間違いなしです。
昼とはガラッと変わった雰囲気を味わえます
POINT② 漁船を改造した屋形船!?手づくり感たっぷりの船
船は大小2艘あります。1~8人乗りの「みらい号」と15人~60人乗りの「新井田丸」です。
このうち「みらい号」は、なんと漁船に副島さん自らが屋根をつけて屋形船に仕立てたのだそう!
中もよく見るといろいろ工夫が凝らしてあって、手作り感とおもてなし感がひしひしと伝わってきます。
1名から貸切可能なので、独り占めしたり少人数でワイワイ楽しむのにぴったりです。
みらい号は海面との距離が近いので、より臨場感が味わえます
よく見ると窓はガラスではなくアクリル板。そして取っ手代わりにダブルクリップ!
冬期間(11月中旬~3月末)設置されるこたつ。熱源は石油ストーブです。手作り感がたまらない!
一方、「新井田丸」は畳敷きの立派なお部屋。
一般的な屋形船はこちらのイメージに近いですよね。椅子とテーブルなので快適です。
貸切運航のほか、毎週、金・土曜日は乗り合いの募集をしています。1人から参加できて、15人集まったら運航されます。
こちらは新新井田丸。みらい号に比べて安定感があるので、揺れが気になる方はこちらがおすすめかも
まるで料亭のよう⁉︎ 天井は低めなので背の高い方は注意!
スペースを区切って半個室のようにすることもできます。乗り合いでも安心ですね
ちなみにどちらの船もカラオケがついています。
グループや宴会で盛り上がれますね!
POINT③ サバ寿司、せんべい汁、魚介焼き!八戸の食を堪能できる
食事のプランが充実しているのも八戸屋形船の大きな魅力。
船によって選べるプランが変わります。
「みらい号」で選べるのは、駅弁やサバ棒すし、鍋、おでんなど、ワイワイ楽しめそうなラインナップ!
駅弁は副島さんがおいしそうなのをチョイスしてくれるそうです
ニンニクみその乗ったさば寿司!
この日は八戸沖前サバと海峡サーモンの贅沢弁当!とってもおいしい!お弁当は毎回これでもいいのでは?と思ってしまいました。
副島さんに見せてもらった海鮮七輪焼き。とってもおいしそう…!
一方、「新井田丸」では松花堂弁当や御膳料理などから選べるので、ちょっと改まった席にぴったりだと思います。職場の会席にもよさそう!
八戸の郷土料理「せんべい汁」がつくプランもありますよ♪
ということで、八戸ならではの魅力たっぷりの屋形船をご紹介しました。
「みらい号」では、食事も景色も楽しみたいし、写真も撮りたいし、お話も聞きたいし、ウミネコに餌もやりたいし…と、楽しさで大忙しな1時間でした!
(地酒の飲み放題をつけると90分になります)
「新井田丸」のほうは2時間なので、食事や景色をゆっくり楽しみたい方向けだと思います。
こちらは水洗トイレがついているのでお子様と一緒でも安心です。
なお、今回は港の中を巡るコースを選びましたが、桜の時期には新井田川を遡上するコースが人気だそうです!
人数や目的によっていろいろな楽しみ方ができる八戸の屋形船、ぜひ皆さんも体験してみてくださいね。
八戸酒造の飲み比べセットもあります。酒蔵は屋形船乗り場の目の前なので、酒蔵見学もおすすめです!
By ぺすか