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「ウーパールーパー」を家で飼ってみた 騒音にストレスを感じて体調不良に?

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筆者が飼育しているウーパールーパー(提供:南あずま)

我が家でウーパールーパーを飼育し始めてから1年が経ちます。すくすくと育ち、現在では20cmを超える大きさになりました。飼育初心者の私がこの1年試行錯誤を重ねた日々について、写真と共にお話ししていきます。

(アイキャッチ画像提供:南あずま)

2023年8月:可愛いウーパールーパーに出会う

昨年のお盆はじめに、新宿のアクアショップで出会ったウーパールーパー。飼育しようと決めていたものの、色はどうしてもブラックが良かったので事前にお店に連絡を入れて確認したところ、「1匹いますよ」とお返事をいただいたのですぐに向かいました。

飼育道具も一式同時に購入したので、帰り道は重さと夏の暑さに体が疲弊しましたが、大事な命を運んでいる責任とこれからの飼育生活への期待で普段隠れていた力が湧きあがり足早に帰宅しました。

水槽を立ち上げ、慎重に水合わせをしてから30cm水槽に放した時の写真がこちらです。

8月のウーパールーパー(撮影:南あずま)

まだ5cmにもならない小さなウーパールーパーは、色が透けていて青紫のよう。鰓も小さくまだふさふさ感はありませんでした。

餌は人工餌を砕いて与え、残した分は放置せずにスポイトで吸い上げて、水が汚れないようにしました。この頃は小型の水中フィルターを設置していたため、水換えは3日に1回、水槽の半分ほど入れ替えました。

2023年10月:成長し活発になるウーパールーパー

2ヶ月も経つと、体がかなりしっかりとしてきた印象で、水槽内をよく泳ぎ回っていました。ウーパールーパーはおとなしいイメージだったので、こんなにも泳ぐのだと驚きました。

10月のウーパールーパー(撮影:南あずま)

活発に動くため、怪我を恐れて水槽内には隠れ家や装飾はなにも設置せず(私の好みもありますが、今まで1度も道具は入れておらず殺風景なのでよく驚かれます……)。その代わり、直射日光が当たらないように日中は100円均一ショップで購入した遮光板を水槽前に置いています。

この頃はなかなか排便をしてくれずに悩まされました。ずっと人工餌だけでいたのですが、冷凍赤虫を与えてみたり、ネットで調べて赤身のマグロを与えてみたりしましたが、いずれも効果は感じられず。

そこで、人工餌を違う種類にしてみたところ排便が改善。さらに鰓のふさふさ感も増したように感じます。

ウーパールーパーのエサ(YOSHIDA)

飼育していると、日によって鰓の調子(ふさふさの多さや長さ、色も)がかなり変わるのだと気付かされます。

2024年1月:ストレスに気付き環境を変える

飼い主(筆者)の引越しと同時に、ウーパールーパーもひとまわり大きい45センチ水槽にお引越ししました。水槽のサイズに合わせて、フィルターも大きくしました。

この頃には体は15cmほどに成長しており、水槽内を激しく泳ぎ回ることも減りました。のそのそと歩いています。

引っ越しから1ヶ月ほどが経った頃、後ろ足の指に白い突起のようなものを発見。最初は水カビ病かと思ったのですが、様子が違い、水換えの頻度を増やしても改善されませんでした。次第に前足の指にも同様の症状が……。食欲はありお腹も快便で鰓もふさふさで健康そう、何が原因なのか分からずかなり調べまくりました。

そこで気づいたのがストレスによる粘膜形成異常ではないかということです。私自身フィルター音が気になっていたので、もしかしたらウーパールーパーも音や振動、水流がストレスになっているのではないかと考えました。

そこで思い切ってフィルターを外し、水は毎日1/3程入れ替える方法に変更しました。すると数週間で完治!本当に良かったです。やはりウーパールーパーの再生能力はすごいのだと実感しました。

2024年5月~7月:可愛く成長中のウーパールーパー

その後、5月頃からは大きな問題はなくどんどんと成長中、7月現在では20cmを超えました。

20cmを超えたウーパールーパー(提供:南あずま)

写真は水槽を洗って水を全替えした直後のウーパールーパー。なんだかムキムキのボディみたいで面白いですよね。こころなしかスッキリしたような表情も可愛い。

最近のウーパールーパー(撮影:南あずま)


こちらは餌を欲しがって飼い主を見上げてるウーパールーパー。可愛い。家族になってそろそろ1年。今年も共に、夏の暑さを乗り越えたいと思います。

我が家のウーパールーパーを盲愛する飼い主視点の記録でした。

<南あずま/サカナトライター>

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